reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・霊を呼ぶ同級生【その2】

前話は 心霊体験の話・霊を呼ぶ同級生【その1】 - reikonoburogu霊子の日記

【つづき】

ピザが大量に届いてお母さんが持ってきてくれたが、その横には女の霊が見えた。
お母さんが咳をすると顔の横から出てきてお母さんの耳を「ふうー」と吹いている。
でも誰にも見えていないようだったので、そのまま話していた。
ピザを食べながら話に夢中になっていると、お寺さんが来る時間になった。バタバタ帰ろうとしているとドアのチャイムがしてお寺さんが到着した。3人入ってくるのが見えたのだが、その一人が私をじーっと見て、「あんた、見えるんね。」と聞いてきた。「いえ、見えないです。」と答えたが、それを聞いてA子が「あんた、誰としゃべってるの?」と言ってきた。
「え、何人見える?」と聞いたら、「一人しかいないでしょ。」と言われた。
「じゃあ、後ろの二人は誰?」と聞くと、「誰もいないよ。紫の袈裟を着た一人だけ。」と言われた。
私ははっきり見えてはっきり聞こえたので3人来たと思ったのだ。「これはまずい、早く帰った方が良い。」と思った。
するとお母さんに、「霊子さん、悪いけど居てもらっていい?」と言われた。
お寺さんも「そういった力があるなら、居てもらった方がみんなを呼びやすい。」と言った。
他の友達はニヤニヤしながら「じゃあ、私たちはこっちの台所で待ってるね。」と言って出て行った。
お寺さんは家の中を見て回りながら何やら唱えている。手に持った水晶を撫でたりもしている。
一回りするとH子に向かって「あなたは口寄せが出来る人だ。口に出して言うと集まってきてしまう。」と言った。H子は「あ、もう言わないようにします。」と答えた。
さらに「お母さんに憑いているこの人も良くないね。」と言った。
「台所にもおじいさんと女の人がいるね。」と言うと友達が「えー、ここにもいるの?」と叫んだ。
トイレに向かって「あなたは生まれてきたかったんだね。でもここにいちゃいけないから、この水晶の中に入ろうね。」と言った。
あと、H子の部屋には同世代の女の子もいたし、シャワールームにもおばあさんがいたそうだ。
他にも玄関や天井にもいて全部で15体くらいいたらしい。
そして、壺に入った水を指ではじいて少しだけ撒いて、「一週間くらいは霊障が残るかもしれないけど、大丈夫だから。」と言って帰っていった。
H子もお母さんも「こわかったね。そんなにいたなんて。」と言っていた。
私も「そんな力が有るなんてすごいけど、もう口に出して言わないが良いよ。」と言ってみんなで外へ出た。
すると廊下で白い服を着た女の人とすれ違った。その人はH子の部屋に入っていった。
下まで降りると、お寺さんが袈裟を脱いで車に荷物を仕舞っているところだった。
お寺さんが「あの子、また言ったね。」と言った。「なんでですか?」
「さっき、白い服の女の人とすれ違わなかった?」と言われた。
「すれ違いましたね。」と言うと、A子たちは「え、見えなかった。」と言っていた。
わたしが「じゃあ、戻ってお祓いしに行くんですか?」と聞くと、「肝に命じてもらわないといけないからね。また呼ばれたら行くけど。」と言った。
だが、翌週になってもH子は学校に来ていなかった。G子に聞きに行くと、「調子が悪くて、体に蕁麻疹とか出来ているらしい。電話してみる?」と言われた。なので、お昼休み時間に掛けることにした。
お昼休みになって屋上でA子とG子と私で電話を掛けた。
H子が出ると、周りがすごくうるさくて、まるでお祭りにいるようだった。
私が「また何か口に出して言ったの?」と聞くと、「私の虚言癖は病気かもしれん。」と言い出した。
注目を集めたい性格なのか、話が止められないようだ。
「あんた、白い服の女の人が居る、って言ったでしょ。」「なんでわかるの?」「下でお寺さんが言ってたよ。」と話した。
H子が言うには、お寺さんが帰った後も、やはり パチ などと音がしたり、霊障が起こっていたので、その度にどんな霊が居るとか口に出していたらしい。
霊が集まって来たので、お寺さんに連絡したが、忙しくて数日待ってくれと言われ、まだ来てないそうだ。
しかし多くの霊が集まって異常なことが連続するので、とても家に居れないというので今からビジネスホテルに移動するところだそうだ。
私はH子に、「ビジネスホテルとか人が多いところだから、絶対口に出さないがいいよ。」と言った。
その後、やはりH子は学校に来なかったのだが、友達のG子が来て、「H子に霊子さんの電話番号を教えていい?」と聞いてきた。嫌だと言ったがなにやら事情があるらしくすぐに電話で話したいという。仕方がないので教えていいといった。
するとすぐに電話がかかって来たのだが、出たのはお寺さんだった。
「いまH子さんの家に来ているが、あなたの力を貸してほしい。電話をつないだままにして思った事を教えて。」という。
すると、私の頭の中に、家の一番奥にある小さな棚と観葉植物の横に電話が置かれたテーブルの様子が浮かんだ。
お寺さんはその場所まで移動し、なにやら呪文を言い始めた。終わると、また浮かんだ場所を教えて欲しいと言う。
内心「めんどくさ」と思いながらもなぜかベランダが思い浮かんだ。その時行ってない場所だったにも関わらずだ。なのでそう伝えると、分かったと言って何やら呪文を唱えだした。
「次は」と言われると不思議と家の中の場所が頭に浮かぶ。だが、学校のチャイムが鳴った。「あ、授業が始まるー」と思ったが、放置するのはまずい気がした。なのでA子に「H子と電話中なのでと言っておいて。」と伝言を頼み、電話を続けた。

【つづく】心霊体験の話・霊を呼ぶ同級生【その3】 - reikonoburogu霊子の日記

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