reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・家族に憑いた霊【その5】

前話は 心霊体験の話・家族に憑いた霊【その4】 - reikonoburogu霊子の日記

【つづき】

落ち着いたかと思っていたが、しばらくすると、もう一度家に来てほしいと連絡があった。「えー」と思ったが、N先輩が迎えに来てくれて一緒に行った。
すると、家には何も憑いていなかったが、唯一、お父さんに女の子がおんぶされている状態で憑いていた。
話を聞くと、お父さんが車に追突されたり、おばあちゃんが腰の骨を折って入院したり、続いたそうだ。
どちらも大したことはなくてすぐに退院できたそうだが、生霊が憑いているかもしれないと怖がっていた。
私は見えたままを説明した。
「あの子はもう死んでいます。生霊ではなく霊として憑いてます。」
そしてその霊に聞いた。「あんた、もう死んでるんでしょ。」すると、ニーっと笑った。
「もし、霊媒師を知っているなら、お祓いをしてもらったがいい。知らないなら、私が行っているお寺の住職に頼みます。行くときは交通事故にあわないように公共の乗り物で行ってください。」と言った。
結局住職に頼むことになり、私が電車で連れて行き、最後にタクシーでお寺に着いた。
住職が「公共の乗り物で来たのは正解ですね。車出来てたらまた事故に合ってたかもしれないね。」と言った。そして住職がお祓いを始めると、お父さんが、まるで女の子のように泣き出して「いやよ、わたしはこの人じゃなきゃダメなの」と言った。完全に憑依されていると思った。
住職は「お父さんは3日ほど借ります。完全にお祓いしないと。」と言った。
私たちはR子さんの家に戻ったが、「死んでるって。ヤバくない?」と言うことになり、その子の家まで行くことにした。
コンビニまで行ってさらにその子のアパートまで行くと、外からでもしっかりわかるほどとても臭くて嫌なにおいがした。
まだ発見されていないのかも知れないと思い、119に電話した。私たちはコンビニの一件などがあるので、おばあちゃんにお願いし、におうので調べてほしいと言ってもらった。
すると、ドアの内側のドアノブに紐をかけて首つりしているのが発見された。
1週間くらい経っているようだった。発見されたその日、お父さんのお祓いもしていたのだが、発見されたからか、霊はすっと抜けたそうだ。
なのでお父さんも戻ってきたが、抜けた霊が戻ってくることもあるので、住職に今夜はついていた方がいいと言われ、R子さんの家に泊まることになった。その夜、やはりその子の霊が来たが、すぐに塩を撒いたので、一瞬で消えた。消えるとき、「私は本当にこの人が好きだった。」と言って消えていった。

【おわり】

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