reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・結婚式に現れた霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
-------------
主人の幼馴染のJ君が、結婚することになった。結婚式にも夫婦で参加することになった。
披露宴も終わり、二次会に行っていたが、私は小さな子供が居るので、預けていた実家に一度戻った。
子供をあやした後、二次会会場に戻った。
J君は、お母様が居なくて、お父さんとお爺さん・お婆さんに育てられたと聞いていた。
二次会の途中で、酔ったJ君は、母親にも新婦の花嫁姿を見て欲しかったと言っていた。
奥様も、どこかで見てくれているんじゃないのと言っていた。
私が他の参加者と話していると、すごく華奢で綺麗な方がスーッと入ってくるのが見えた。
その人は壁が透けて見えていたので、幽霊だと分かった。
すると、J君と奥様の間にストンと座った。
J君が、大きなくしゃみを3回ほど続けてした。その人の霊障だろうと思った。
気になったが、私はテーブルで談笑していた。
すると、J君が、「お袋に会いたいなー」と言った。
他の同僚の人が、「お母さんは今何してるの?」と聞くと、「俺が、赤んぼの頃に男作って逃げたって。」と言いながらまた大きなくしゃみをした。
気付くと、さっきの華奢な霊が泣いているように見えた。
だからじっと見ていると、主人が気付いて「何か見えてるの?」と聞いてきた。
「女の人が居る。」と答えた。
J君に呼ばれたので行ったのだが、J君は元々プレイボーイだったので、その霊は生霊かもしれないと思った。
J君が母親に会いたかったと言っていたので、「お父さんかお爺さんたちは連絡先は知らないの?」と聞くと、「知らないって言われた。」そうだ。
その時、華奢な霊が、既に無くなっているお母様だと感じた。
私は、J君をあだ名で呼んでいたので、結婚式場で本名を知ったのだが、お母様の霊が、J君を愛称で呼んでいた。
なので、J君に、その愛称で呼ばれていたか聞くと、「俺の母親が出ていく前にその呼び方で呼んでいたのは聞いたことが有るけど、なんで分ったの?」と言われた。
J君はお母さんが生きてるって思っているようだから、亡くなっていると言っていいものか迷った。
でも、うちの主人は空気が読めないので、「こいつは幽霊が見えるんよ。」と言い出して、じゃあ、いいか、と思って話した。
「お母様はもう亡くなっていらっしゃるから、でも、今、横に来てらっしゃる。」と言うと、J君は泣きながら、「会いたかった。」と言った。
すると、お母様も「あなたを抱きたかった。」と言った。
私は自分から逃げたんじゃなかったの?と思って聞いていると、お母様は産後の肥立ちが悪く、J君は無事育ったが、お母様はそのまま亡くなったそうだ。
だけど、J君が自分のせいでお母様が亡くなったと思わせたくなかったので、お父さんたちが良くないウソを付いたらしい。
J君は、それを初めて聞いて、お父さんに確認の電話を掛けた。
お父さんは「いつか言おうと思っていたが、延び延びにしてしまった。お母さんは亡くなっていて、お爺ちゃんの家の奥に、小さな仏壇もある。」と言ったそうだ。
J君はすべてを聞いて、理解したようだった。
でも、お母様の霊は「抱きたかった、抱きたかった。」と言っていた。なので「ずっと見ておられたんでしょう。結婚出来て良かったですね。」と言った。守護霊ではないらしいが、遠くから見ていたそうだ。
「私は、この子のために、ずっと付き添うね。」と言って、新婦のお腹を指さした。
私は、思わず「え、妊娠してるんですか?」と言った。
声に出して言ってしまったので、奥様が「え、分かるんですか?」と驚いていた。
なので、お母様の話をすべて話した。
二人して「えー、うれしい。」と言っていたが、数日後に奥様は、中絶してしまったそうだ。
私は「なんで?」と思ったが、奥様は「会ったことも無い姑がこの子の守護霊に憑くとか、ありえない。嫁姑問題より程度が悪い。気持ちが悪い。」と言ったそうだ。そんな理由で下ろしたことを聞いたJ君は、気落ちしていたそうだが、奥様は「守護霊に憑かないならもう一度妊娠してもいい。」と言ったそうで、それを聞いたJ君は怒ってしまって「ただでさえ、罪のない子供を下ろしておいて、もう無理だ。」と言って離婚することになってしまった。
私は、「自分が見えたことを話したせいで、こんなことになってしまった。」と思ったのだが、奥様は「そこそこお金のあるJ君だったので結婚しただけ。」みたいなことを白状したそうだ。
離婚になって数年後、J君に会う機会があり、聞いたところ、元奥様は、何度か中絶したために、妊娠できなくなったそうだ。
辛い話だと思って聞いていると、お母様の霊が現れ、私に向かって話してきた。
「あのね、私は抱っこしたかった。孫に憑こうと思っていたわけじゃない。」と言い出した。
私は、聞いたことをJ君夫婦に言っただけなのに。と思い、もやもやしていると、「もし、J君が彼女のことを許す事が出来るなら、もう一度、子供を持つ喜びを彼女に教えてあげたいと思う。」と言ってきた。
なので、J君にそう伝えると、「もう、僕も精神的にも大人になったから恨んでもいない。結婚も出来たので、気にしない。」とのことだった。
それからまた時間が経ち、先日の初詣で私は偶然元奥様を見かけた。すると、なんと彼女のお腹は大きくなっていた。

▲上のバナーは、グループのランキングのバナーです。
よければクリックしてやってください。