これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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高校の頃、A子が飼っていたパピオンが逃げ出した。
散歩に行くときは首輪をしていたが、家の中では首輪もしないで飼っていた。
ある日、洗濯物を干そうとして、窓を開けていたら、首輪もしない状態で逃げ出してしまった。
私はA子の家には、よく遊びに行っていた。A子がパピオンを探すというので、ポスター貼りの手伝いでもできるかと思い、A子の家でポスター作製を手伝っていた。
すると、A子が、「物を探せるんだから、犬も探せるんじゃない?」と言ってきた。
私は、「犬は生き物だから、パピオン目線で風景を見るような事が出来ない。」と言った。
「生き物は無理だけど、首輪目線ならわかるかもしれない。」と言ったが、パピオンは首輪も付けていない。
「どうする?どうする?」と話していると、A子のお母様が「ありがとねー」と言いながらお盆に乗せたお茶を出してくれた。
すると、ゾワーっとしてきて、お母様の方を見ると、お母様の守護霊が出ていて、「XXX公園にいる。」と教えてくれた。
私が「いつ?」と聞くと「今。」と答えた。
A子の家からXXX公園までは、自転車だと20分ほどかかるので、お母様に「車出して!」と言って、車で急いだ。
車の中で、守護霊に「場所が変わったら教えてね。」などと言いながら到着した。
XXX公園は駐車場がないので、お母様には車で待機してもらい、探しに出た。
草がかなりの高さまで生い茂っているので、「どこどこ?」と探していると、守護霊がぶわっと出てきて、ベンチを指さした。
私はA子に「あそこだ!」と指さして近づくと、パピオンがベンチの下にいた。
パピオンは、足をざっくり怪我していた。犬同士のけんかで負けたのか、いたずらされたのか、わからない。パピオンはA子を見つけると、しっぽをめちゃくちゃ振った。「そんなに激しく振ったらちぎれるよ。」と思った。
A子に「この子に間違いないね。」と言うと、抱きしめて顔をぶつけながら「間違いない。」と言うので、病院へ行って見てもらった。
お母様の守護霊は男性でどういう関係かは分からなかったが、よくぞ教えてくれた、と思った。
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