reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・大阪旅行に付いてきた霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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若い時、大阪のUSJに旅行に行くことにした。
新幹線の駅のホームに着き、時間を確認したら、時間があったので、コンビニでお酒とおつまみを買ってきた。
ホームに戻ると、すぐに列車が入ってきたので乗り込んだ。指定席だったので、その席に座った。
3人なのだが、片側二人掛けだったので、前の列が一人、後ろの列が二人で座った。
前の列の空いた席は、誰も乗り込んでこなかったので、来るまで席を反転して、3人対面で飲むことにした。
しばらく飲んで飲み物がなくなったので、車内販売でさらに追加した。
タバコを吸いたくなったので、3人で喫煙スペースに移動した。すると切符を席に置いたままだったので、戻るときの席番号が分からないねと話したが、行けば分かるでしょ、と言っていた。
タバコを吸いに席を離れて戻るまで、列車は一度も停車していなかった。
だが、自分たちの車両に入ると、反転してボックスになった私たちの席に、剥げた男性が座っているのが見えた。
一度停車してるなら、座っているのも分かるけど、と思い、二人に「おっさんが座ってる。」と言った。
だが、二人には見えていなかった。なので、「そういう人か。」と思った。
席に近づくと頭がぼわんとなって、ぱっと消えてしまった。
幽霊だとはわかっていたので、気にせず席に座って飲み続けた。
新大阪に近づいたので、降りる準備をして、荷物を持って扉に向かった。ふと後ろを見ると、さっきの席にまたおじさんが座っているのが見えた。「やっぱり居るじゃん。」と思った。
USJの中のホテルに到着して、いい感じで酔っている私たちは、そのままアトラクションに遊びに行った。
2泊3日で明日は海遊館に回るので、USJは今日だけの予定だった。なので、しっかり遊んでお土産も買った。
ホテルに戻って荷物を置き、夕食を取りに、レストラン街へ向かうことにした。
部屋を出ようとすると、中で人影が歩いているように見えた。なのでもう一度勢いよくドアを開けると、誰もいなかった。
今回は3人部屋なので、私一人なわけでもないし、まあいいか、と思って部屋を出た。
食事を終えてホテルに戻り、フロントでカギを受け取って部屋に向かった。
すると、男性の従業員が声をかけてきた。
「すみません、3人様のお部屋ですよね。」
「はい。」「でしたら、宿泊者以外の入室はお断りしてます。」
私は意味が分からず「え、」と言うと、「もし、ご家族やご友人であっても、契約以外の方の入室は出来ないんです。」と言う。
「エレベーターにも乗れませんので、お話があるのでしたら、ロビーでお願いします。」と言う。
「いや、私たちだけです。」と言いながら振り向くと、A子の後ろに、霊のおじさんがいた。
しかも、A子の肩に手を掛けている。
「あ、」と思って、従業員さんに「おにいさん、幽霊見える人?あれ、幽霊だよ。」と言った。
「は、」と言われたが、A子が「なになに?」と言うので、「今日、新幹線でおじさん見たでしょ。あの人が来てるの。あんたに憑いてるよ。」と言った。
従業員には、「大丈夫ですよね?」と言うと、逆に「え、大丈夫ですか?」と聞かれた。
別に私とS子には、問題ないと思ったので、「大丈夫です。」と言ってエレベーターに乗った。
部屋に入ると、例によってお酒を飲みだした。すると、おじさんが、「どちらから来られたんでしょうか。」と妙に丁寧に聞いてきた。
言っても分からないだろうと思いながら、「XX県」と言った。そして「おじさんはどこ?」と聞くと、「私はYY市です。」と言う。
「なんで付いてきたの?」と言うと、「たまたまなんです。」と言った。「たまたまで居たらいかんよー」と返した。
A子は「なになに?」と心配して言う。S子は「私のどこが好きか聞いて?」とかなりノリが軽い。
「なぜ、この子に憑いてるの?」と言うと、「たまたま、浮遊してたら、そこに新幹線が通ってきて、しゅるん と中に入ってしまった。」そうだ。
「そしたら、あなた方が席に戻ってこられたので、別にこの人に憑いているわけでもなく、でも、はぐれたら元の場所に戻れなくなると思って、肩に付いてました。」と言う。
「じゃあ、YY市に戻りたいの?」と聞くと、「出来れば、はい。」「でも、私たち明日も大阪泊まるよ。」と言うと、「いつ戻られるんでしょうか?」と言う。「明日、海遊館に行って、あさって帰るよ。でも、観光時間が取れるように、帰りの新幹線も夜だよ。」と言った。
「はあ、じゃあ、私を同じ新幹線に乗せていただくことはできますか?」と言うので、「別に付いてくればいいでしょ。周りは見えないんだし。」と言った。
私たちは予定通り、翌日は海遊館で遊び、3日目は梅田やなんばグランド花月などを見て回った。
そして帰りの新幹線に乗るのに、新大阪に着いたが、おじさんもずっと付いてきていた。
最終近くの新幹線に乗り込むと、私たちの車両は貸し切り状態だった。
「YY市が近づいてきたよ。長旅、楽しかったね。」と声をかけると、「はい、ありがとうございました。」と言われた。
A子が「最後に写真撮ろうよ。」と言うので、おじさんを挟んで、四人並んで私が端で、自撮りした。
すると、YY駅の手前で、ぶるんとなって消えていなくなった。
「おじさん、居なくなったよ。」と言うと、「現像が楽しみだね。」とA子が言った。
帰って数日して、A子が「あのおじさん、やりやがった。あのおじさん、楽しかったって言ったんでしょ。なのに、現像したら、写真が真っ赤の警戒色で、あいつ、悪い霊だったんじゃん。」と言った。
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この話は、霊子さんが新幹線の中で会った、芸能人に話した内容です。
その方は、テレビなどで、霊能力のある少女から聞いた話として紹介されているそうです。

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