reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・私の指輪2

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
-------------

このお話には、前の話があります。まだお読みでない方は、そちらからお読みください。

心霊体験の話・私の指輪 - reikonoburogu霊子の日記

-------------

眼科に勤めているM子は、病院の駐車場に現れ始めた幽霊が、病院の待合室に入り、自宅にも現れ、子供が怖がっているので、私の知り合いの住職に来てもらえるように頼んでいた。
子供たちは家の中で「私の指輪はどこ?」などと声が聞こえるというし、黒い姿が見えることもあるという。
なので、早く来て欲しかったが、住職は遠距離に出ていて、すぐには帰ってこないそうだ。
催促の連絡もしたが、まだ時間がかかるようで、「私の弟子なら、すぐに行かせる事が出来るけど。」と言われ、誰も来ないよりはいいと思い、お願いした。
お弟子さんが家に来ると、家の中を見て、「今は、ここにはその霊は居ないですね。でも、確かにすごく念を感じます。」と言われた。
「私の指輪ではないものを返された。という念を感じる。」と言われたので、安物の指輪を置いて、持って行ってもいいよと言った件も説明した。
お弟子さんは、「その霊が言っている指輪は、あなたが思っている指輪ではないんじゃないかな。ユビワと言う名前の犬かもしれないし、それが居なくなったのかもしれない。」と言う。
そんな話をしていると、家の中で「ピシ、ピシ」と音がした。お弟子さんが「お、霊がお帰りになったな。」と言った。
お弟子さんは、私たちにはしばらく黙っておくように伝え、「うーん」と考え込むように、霊と対話しているかのように、しばらく目をつぶっていたが、「やはり、指輪と言っているね。」と言い、「ユビワが本当の指輪の事だとして、なぜあなたに憑いているのか聞いてみよう。」と言ってまた考え込むように目をつぶった。
すると、「波長が合うとかではなく、あなたは見えていないのだろうけど、窓からぼーっと外を眺めていた時、霊と目が合っていて、霊の方はあなたが自分に気づいていると思い込んだようだ。」と言う。「いや、見えてないのに。」と答えた。
お弟子さんは言葉に出して、「あなたのことは、見えてないそうだよ。」などと会話を始めた。
もちろん、霊の言葉は聞こえないが、お弟子さんの声は、「それは違う、違うだろ。」とだんだん大きくなり、激しくなった。
「それはお前の思い込みだろう。」と怒ったように言っている。
「これ以上、この家に居続けるのであれば、お前を祓わなければいけなくなる。」
すると、小さな声で「いやだ。」と言う女性の声がみんなに聞こえた。
お弟子さんは、「この霊は、かなりあなたに執着している。なので、簡単には離れない。もともとこの霊が探している指輪があなたの結婚指輪にそっくりだったようだ。この霊は、婚約者に予約してもらった指輪をもらう前に、婚約者の浮気相手が妊娠しているのが発覚して、婚約解消されて、相手の方に行ってしまった。だから、自分は捨てられたと思い、自殺してしまったようだ。なので、その指輪をあなたが付けている限り執着する。もしよければ、その指輪を借りて、お焚き上げをしようと思いますが。」と言う。
M子は「わかりました。」と言って、お弟子さんに指輪を預けた。
その日の夜、家の中で「カタカタ、コトコト」と音がするので、お寺に電話して「まだ音がするんですけど。」と言うと、「お焚き上げは、こちらで進めています。そちらに指輪が無いのに気づけば、指輪をたどってこちらに来るはずですので、もう少し我慢してください。」と言われたが、「まだ、怖いー」と私に訴えた。
私は、その指輪は、実はその霊が予約したそのもので、キャンセルになり、その後M子がたまたま購入したものなのではないか、とも思ったが、M子が購入したのは、だいぶ前で、その霊が亡くなった方があとのことだそうだ。
お焚き上げが無事に済むと良いな、と思った。

▲上のバナーは、グループのランキングのバナーです。
よければクリックしてやってください。