reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・慰めてくれる霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。

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レギュラーの霊について、以前の投稿を読んでいない方は、そちらから先に読むことをお勧めします。

心霊体験の話・レギュラーの霊 - reikonoburogu霊子の日記

心霊体験の話・レギュラーとのコミュニケーション - reikonoburogu霊子の日記

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私の家には、多くの霊がいる。レギュラーの霊と呼んでいる。
霊のみんなは、はっきりした言葉で話が出来るわけではないが、頷いたり、少しだけ笑顔を見せたりしてくれる。
なにより音をたてたり家族を怖がらせるようなことはない。
私が仕事の関係で、ひどいことがあり悲しくて怒っていた時があった。
会社から帰るときも、まだスケジュールが残っていたが、重要なお得意さんの仕事でもなかったので、私は退職する覚悟で帰ってきた。
早めに家に着いた時、家族はまだ誰も帰っていなかった。
機嫌の悪い私は、いつもならバッグから鍵を取り出して玄関脇に置くのだが、それもしないで、どっかとソファーに座り、バッグを投げ出した。
すると、それを見た霊たちが寄ってきてくれた。もちろん、「何かあった?」と聞かれるわけではないのだが、気を使ってくれているのが分かったので、「ああ、大丈夫。ありがとね。」と言った。
うちの犬と猫も、私の機嫌が悪いのが分かるようで、横に寝そべった。
すると、キッチンの方から「カタ、カタ」と音がした。何かと思って見てみると、いつもキッチンにいる30代くらいの女性の霊が、指先で冷蔵庫のドアを叩いている。
私は「飲むね。飲もうか、みんなで。」と声をあげて、ビールを取り出した。
コップも人数分リビングのテーブルに置いて、「ムカつくわ。」と言いながら、ソファーに座った。
みんなに向かって「聞いてよ。こんな扱いをされたんだよ。私は会社には貢献してきたつもりなんだけど。」などと愚痴りながらビールを飲んだ。
和室にいるすごいお婆さんの霊も、こっちを見ながら、少し頷くように話を聞いてくれているように見えた。
そうやって一人で声をあげて愚痴っていると、私はだんだん悲しくなってきて、泣いてしまった。
「仕事場に関しては、数いる社員の一人かもしれないけど、私としては個人的に一生懸命やってきたのに。」と文句を言っていた。
「むかつくー」と言うと、普段は息子の部屋にいる10代の男の子が、私をぐっと見上げてきた。
「なに、慰めてくれるの?」と聞くと、私の頭の中に「大丈夫?」という文字が浮かんだ。
「全然大丈夫じゃない。ホント死ねばいいのに。」と憎まれ口を叩いた。
すると、「わかった。」という文字が、私の頭の中にババババッとたくさん浮かんだ。
私は慌てて、「いやいや、ホントに死なれたら困るんだけど。」と言った。
「でも、その気持ちだけで十分。ありがとう。」と言った。
しばらく飲んでいると、玄関で音がした。時計を見るとだいぶ時間が経っていた。
玄関のチャイムがして、子供が帰ってきたようだった。
私は慌ててコップを片付けながら、「付き合ってくれてありがとね。」と言った。
急いで夕食の準備をし、片付けも終わり、子供たちも寝たようだったので、私ももう寝るだけ、と思ったら、
またキッチンの冷蔵庫のドアを「カタ、カタ」といわせる音がした。
私はまた、「飲もっか。」と言ってまた霊たちとビールを飲んだ。
次の日の朝、犬の早朝散歩に出ようとしたら、霊たちが玄関まで来ていた。
お見送りをしているようで、「犬の散歩に行って来るだけだよ。」と言ったが、みんなが心配してくれているのがうれしくて、「ああ、愛されてるんだ。幸せだな。」と思った。

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