reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・頭痛

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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ある日の夕方、晩酌でお酒を飲んでいると急にひどい頭痛がした。
持っていたコップを落として割ってしまった。
痛くて割れたコップを片付けることもできず、子供とパパが片付けてくれた。
あまりの痛さに手持ちの座薬の痛み止めを使った。
次の日、脳神経外科にも行き、検査を行った。原因となるものは発見できなかった。
それでもずっと痛くて食事もできない状態が続いた。体重も7-8キロ減った。
ズキンとなった時、ブルブルと体が震える気がした。霊的なものを感じた。
それで痛みが治まらないのでタクシーでいつものお寺に向かった。
ご住職は私を見た瞬間、「これはいかん、いかん」といきなり言われた。
他にご祈祷予定の方が本堂内にいたが住職が「この方は急ぎでお祓いが必要なので、先に対応させてください。」と言って先にお祓いを初めてくれた。
住職が鈴を振りはじめたとき、あまりの痛さで叫びそうになるほどだったが、男の人の低い声でお経のような声が聞こえてきた。
今から除霊をしないといけないと言って、とても太い蝋燭を8本並べて火をつけた。一緒に行っていた子供はお寺のお弟子さんたちが隣に連れて行って見てくれた。
後ろには後回しになったご祈祷前の夫婦が座って見ていた。
その中で蝋燭の火が大きく燃え上がった。
住職が「姿を現したな。」と言って睨み付ける。私が「痛い」と言うと、「君は黙っといて」と言われた。
お堂はすべての板戸は閉まっていたが、壁に貼られたたくさんの習字の紙がばらばらとたなびいている。
住職が「出てこい、出てこい」と叫んだ。「威嚇とかせんでいい、ともかく出てこい」
すると、うなだれていた私の胸の下からズズズズズと何かが上がってきた気がして、私は吐いてしまった。何も食べれていなかったのでほぼ胃液だったが、結構な量だった。
「ごめんなさい」と言ったが、「そんなのはいい、言わんでいい」と言われた。
「出てきた、出てきた、もっと出てこい、もっと出てこい」と唱えていた。
すると、両側の一番前の蝋燭が縦にスパッと割れて倒れた。
だが私は気分がよくなり完全ではないがすっきりしてきていた。
「おー、でてきたね。お前そもそも何者か。」と言っていたのが聞こえた。
相変わらず紙はたなびいている。ご祈祷前の夫婦のご主人がしていた数珠が切れた。
住職は「出たなならず者、お前はここに憑いてはいかん。」などと叫んでいた。
私は背中が下から上に氷水を掛けられたように冷たくなった。
「怒らせてはいかん人を怒らせたね」と住職が言った。
すると犬が怖がる時のようなキューンという音が聞こえ、なにこれ、と思ったが、頭に響く声で「わが名は重光だ、この子を懲らしめる輩は拙者が許さぬ。」と聞こえた。
お堂には地鳴りのような音が響いてたらしいが、私にはこの声が聞こえていた。
「おいでなさったね、この子の守護霊様。」と言われたので、そうなんだ、と思った。
はじめに憑いていたのは神様のふりをして憑いていただけで、もう離れたようだ。
重光という霊はかなり昔の侍らしく、刀がなんとかと話しているが、言葉が古すぎてよく理解できなかった。
住職は「そうですか、それなら私の出番はないですね」と言った。
すると、祈祷をしていた護摩焚きの火が二つに割れて燃え上がった。
「消えたよ、今の人」と住職が言うと、私はものすごく疲れてたが、痛くなくなり気分が完全によくなった。
頭痛を起こしていた悪い霊が消えたのだと思った。
すると今度は、鼻の中が氷水を入れたようにものすごく冷たく感じた。住職が「もう戻っていったよ」と言われた。
「私の守護霊さんだったの?」と聞くと、「金の刀を持って黒い兜をかぶった人」と言われた。
「名前言ってましたよね。」「XXX重光さんだね」確かにうちの母親の旧姓はXXXだ。
後日、郷里に帰っておじいさんとお墓を見ると、その名前があった。
おじいさんに「この人は誰」と聞くと、「古すぎてわからない」と言われた。
「江戸時代?」「江戸時代ならおじいさんのおじいさんくらいだから、もっと前だね」と言われた。
そのお墓の文字は、金色で彫られていて、ずっと古いはずなのにはげ落ちてもいなかった。
おじいさんによると、古い時代に気性の荒い武将がいてともかく金色が好きだったと言うのを聞いたことがあるそうだ。
身に着けているものも刀も金色だったそうだ。