reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・実家のお祓い

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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中学2年の時、私の家は引っ越しをした。
引っ越し先に着いたときに、すでにやばい空気を感じていた。
その家では、夜、家族以外の男の人の咳払いが聞こえたり、家族で話していたり犬が吠えたりすると「うるさい」と言う声が聞こえたりした。
私だけではなく、家族にも聞こえていた。
和室には後ろ向きであぐらをかいて座っている男の人が見えたり、夜、爪を切る音が聞こえたり、テレビを切るとき、画面いっぱいに女の人の顔が映ったり、ともかく色々あった。
調べてみると、近くには昔処刑場があったらしく、近くの鉄道が廃止される前は自殺の名所にもなっていた。
なので、父親がその話を職場ですると、お祓いをする人がいるということで紹介してもらい、家に来てもらったが、家の中を見た瞬間、ここは祓いきれないと言って帰ってしまった。
後日、その人が宮崎にいる自分の知人を紹介するからと言って二人目の人が家に来た。烏帽子をかぶり見るからに祈祷師という服を着ていたが、祈祷を始めるとその人の周りに黒いもやもやが集まるのが見えていた。「大丈夫ですか?」と声をかけると、「祈祷中はしゃべらないで。」と注意された。しかし、周りの霊がだんだん増えて、手を合わせながら周りを回っている。2匹の子犬を飼っていたが、キュンキュンと泣き始めたので抱きかかえたりして見ていた。祈祷は続いていたが、「ピシッ」と大きな音がした。その人が「大丈夫ですよ。」と言ったとたん、立てていた御札がバタンと倒れた。私は思わず「うそでしょ。」と発してしまった。するとその人は、料金だけ請求してそそくさと帰ってしまった。
私には、祓えたようには見えなかった。
その後、不思議な現象は前にも増してひどくなってしまった。
2-3日すると、初めの人から連絡があり、状況を聞いたのだろう、「ごめんね。お金返すから。」と言ってきた。
さらに3人目を紹介さたのは、近くのお寺の住職だった。
午後2時ごろやってきた住職は、家に入るとすぐ、「あー、いかんねえ。」と言って、お祓いを始めた。
住職は金色の手提げ袋を持って、家の中を回り、不思議なものを見た場所で、「ああ、ここね。」と言いながら袋の中に入れるようなしぐさをして回った。和室、階段、リビングと私に見えていたところを的確に回った。
いつもサイドテーブルの横で座り込んで家の中を見ていた霊の場所では、ひときわ大きな声で「ああ」と言った後、「出てきて、出てきて」と霊に声をかけ、「じゃあ、塩まくよ。」と言って塩をまくと、「バシッバシッ」と音がした。
そして手提げ袋を指さして、「今この中にたくさんいるけど、これを今から払わないといけないから今夜は大仕事になりますよ。皆さんも飲まず食わずでお願いします。」と言われた。
「ああ、何人かは降参して早く出ていきたいと言っている者がいるから、そのものだけ前に出てこい。」と言うと、袋から白い靄がヒュッ、ヒュッと3つ出て行った。
「いま、3人出て行ったね。でも、置いとかなきゃいけない人もいるね。」などと言いながら祈祷し、夜9時頃まで続いた。
「これでも、全部が取れたわけではないから、また何かあったら、来てください。この御札を貼っておいてね。3カ月は持つから。」と言って帰っていった。
翌日から家の中はすっかり落ち着いた。
しかし、1カ月ほどした夜中に、ふと目が覚めると目の前に長い黒髪の女の人が座っていた。ハッと思ったら、上から御札が落ちてきた。
親にそれを報告すると、「住職が3カ月って言ってたからあと2カ月待ってよう。」と話した。しかしすぐに住職から連絡が来て「三女の部屋に悪いものが溜まっているから、行っていいですか?」と言われた。「御札が落ちたことも言っていなかったのに、これは本物だ。」と親も言い出した。
それからは、何かあるとその住職にお願いするようになった。

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