reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・金縛り

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私は金縛りに会うことがある。
金縛りには二種類あって、単に体が疲れていてそうなるときと、霊的なものが来てそうなるときだ。
疲れているだけの時は、体がうーとなって金縛りが来るなと分かるのだが、霊的な時はいきなりで分からない。
どちらにしても、私の場合は目が開けられないのがお決まりだった。
先日、インフルエンザになって、寝ていた時も、うーとなって金縛りが来そうだな、疲れているんだな、と思った。
しかし、「来るよ、来るよ。人が来るよ。」という声が頭のすぐ上から聞こえた。誰だかわからない声だった。
どういう事?人って子供?大人?と思っていると、「カチャン」と音がした。寝室の扉が開くときの音だった。
「ほら来た」と聞こえると、体がグーっとなって金縛りになった。
事前に教えてくれてたので、きっとレギュラーの霊の声だと思った。
すると、足首を両手でグッと掴まれている感じになって、冷たくて痛かった。
だが金縛り中なので体が動かない。勘弁してよーと思っていると、「ごめんね。守ってあげられなくて。」と聞こえた。すると、足を掴んでいた手が、バタバタと上に這いあがってきて、「うー、うー」という荒い息遣いが聞こえた。
どんな奴かわからないけど、金縛りに会わせるのは構わないけど、時と場合を考えて欲しかった。インフルで体調悪いときに来なくてもいいのに、と思った。
「私が体調不良の時にしか襲えない奴なら、消えてしまえ。」と心の中で言った。
すると、バタバタとさらに這い上がり胸の上まで来たので「いい加減にしてよー」と叫んだ。
一瞬、私から離れたので、「良かった、金縛りが解ける」と思ったのだが、まだ動けなかった。
そこへ開いてた扉から、4匹の犬がなだれ込んできて一斉に「ワンワンワンワン」とけたたましく吠えてくれた。
「チッ」と舌打ちした声が聞こえた。すると、頭の方にあるカーテンが窓も閉まっているのに大きく揺れて、そいつが出て行ったのだと思った。
「怖かった。」と思ったが、犬たちが助けてくれたし、喉も乾いていたので、犬におやつをあげようと思い、台所まで行った。すると、いつもは台所にいるレギュラーの霊達がソファーに座っていた。「はあ?」と思ったが、「さっき、金縛りが来るよって教えてくれたのは誰ですか?」と聞くと、みんな首を横に振るので、「へー、誰なんだろう?」と思いながら、おやつをあげて、私はお茶を飲み、「ソファーに座ってていいですよ。」と声を掛けて部屋に戻った。
ベッドに入るとまた「カチャ」とドアが開く音がした。今は金縛りに会っていないので目を開けてみてみると、足だけの霊が立っていた。「え、もしかして、声で教えてくれたの、あなたですか?」と言ったが、足はただ立っている。
なので、「もしあなただったら一歩前に出て。」と言うと、左足が前に出た。
私は「しゃべれるやん」と言ってしまった。「しゃべれるんですか?」と確認すると、また左足が前に出た。
「なんで足しか無いんですか?」と聞くと、それには答えず、いつもの位置に戻って行った。
私は「足しか無い霊も、いざとなったら喋れるんだ。」と思った。

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