reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・マイコプラズマ

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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長女が生まれてすぐのことです。マイコプラズマという肺炎にかかってしまい、お昼くらいに受診したのだが、そのまま入院することになった。
4人部屋の一番奥のベッドになった。新生児でもあるので、一週間ほど経過観察しますと言われた。
その日の夜に、なかなか泣き止まなかった。
新生児なので、それほど泣き声が大きいわけではないが、昨日までは自宅で慣れていたので、やはり環境が違って寝付けないのかな、と思っていた。なので、抱っこして寝かしつけていたのだが、3-4日して、毎晩、同じ時間に泣いているのに気づいた。授乳も終わり、おむつを替えていて、すやすや寝てても、同じくらいの時間になると、ぴくっと起きて泣き出すのだ。
ずっと泣き止まないので、ナースコールを押そうと思ったのだが、その時、カーテンがゆらゆらっと揺れてるのが見えた。「え、窓が開いてたっけ?」と思ってカーテンを開けて確認したが、しっかり閉まっている。空調で揺れる程度より、ずっと大きく揺れたので、空調でもない。反対の廊下側のカーテンを開けると、一瞬何かが見えた気がしたが、すぐに消えて見えなくなった。「わ、幽霊なんだ。」と思ったら、娘が泣き止んだ。
「あ、この霊が居たから泣いてたんだな。」と思い、この時は納得した。
なので、その日から、消灯時間が来たら、カーテンを開けておくことにした。
すると、夜、シャラシャラという小さな音がしたので見てみると、カーテンが勝手に閉まっていくのが見えた。
「いやー、さすがに怖い。」と思って、ナースコールを押そうと思ったら、そのまま金縛りに合ってしまった。
「いやー、無理無理。この子には何も危害を加えないで欲しい。まだ、生まれて2-3カ月しか経ってないのに。」と思ったが、動けない。
すると、「フンフンフン、、」と何かを小声で歌っているような、そんな声が聞こえた。
私は金縛りに合うと目も開けることができないので、何も見えず、「怖い、怖い、怖い」と思っていた。
その時、歌声が止まり、金縛りも解けて、娘も泣き止んだ。
次の日に、看護師さんに、部屋を変えて欲しいと話した。
「何かありましたか?」と聞くので、「大きな病院なので、亡くなる人もいるでしょうけど、幽霊が出るので、この部屋は嫌なんです。」と言った。
「いやあ、この部屋で患者さんが亡くなった話なんか、聞いてませんけどね。」と言う。「聞いたか聞いてないかは知らないけど、私見たんだから、嫌です。」と言った。
「でもね、お母さん、明日退院ですから。」などと、無理に言われて断られてしまった。
夜になって、とても嫌だったので、ベッドの枕元のライトを点けたままにしていた。
だが、また、シャラシャラとカーテンが閉まりだした。私は、金縛りになる前に起きだして、娘を抱いていた。
すると、2-3歳の子供を横向きに抱いたお母さんの幽霊が現れた。
また「フンフンフン、、」と子守唄らしい鼻歌を歌っている。すると、今夜は立って抱っこしている私と目が合って、向こうもハッとした顔をした。
「私の娘だから。止めて欲しい。」と言うと、鼻歌を歌いながらも部屋を出ていった。
「もう、このまま起きてよう。」と思って、ずーっと頑張って抱っこしたまま起きていた。
朝になり、退院の日になった。支度をいて、支払いに行き、戻ってきて看護師さんに言った。
「ここ、やっぱり、お母さんの幽霊が出るから、絶対ヤバい。」と言ったが、やっぱり「聞いてないから。」とはぐらかされた。
退院して、半年ほどたったのだが、また娘がマイコプラズマにかかってしまった。
同じ病院なので、「あの部屋嫌だー」と思っていると、その時の看護師さんが、「お母さん、あの部屋、今、倉庫になってます。」と言われた。「え、」と驚いていると、「お母さんたちが退院してからも、他の子供の患者さんが入院してくるけど、みんなが皆、あの部屋に入ると泣き出して、出ると泣き止むけど、また入ると泣き出すようになったので、病院としては幽霊と言うのは認められないけど、子供も眠れない、付き添いの親も疲れて大変、ということで、使わなくなりました。」と説明された。
私は、「やっぱりね。」と思い、今度は別の部屋になったので、良かったと思った。

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