reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・ジャッキアップ

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私は車をいじるのが好きだ。その時は、マフラーをいじるため、ジャッキアップをしていた。
車体を上げて、下に半分潜り込み、上を向いてマフラーのパイプの取り付けをいじっていた。
すると、「コト、コト、コト」と足音がした。何だろうと思った。その足音は、だんだん近づいてきた。
顔を横に向けて、車の後ろの方を見ると、地面との隙間から足が見えた。女の霊の足だ。
その足は、ゆっくりと行ったり来たりしている。嫌な感じがした。
もしイタズラでジャッキを下されたらたまらない。なので車体の下から外へ滑り出た。起き上がって周りを見たが誰もいない。
今日はいじるのやめようと思った。なのでジャッキを下した。しかし、マフラーが落ちると困るので、取り付けのところに結束バンドを付けて仮止めした。
その日の夜、夢の中で、それと同じ風景を見た。しかし、夢の中では足があるなと思いながら作業を続けていた。
夢の中の足は、最初は外の道路を行き来していたが、だんだんガレージの中に入ってきた。
そして車の周りを回りだした。私の足元まで来ると私の足を飛び越えてぐるぐる回っている。
夢の中でも、「あー、怖い怖い」と思っていた。なので、車の外に出ようとしたが、金縛りにあって身動きが出来ない。車の下から出られないのでどうしようと思っていると、コツ、コツと足が近づいてきた。そして、車体の下を覗き込んできた。私は霊の顔が見えるのが怖くて嫌だーと思ったが、見えてしまった。「わー、いやー」と叫んだら目が覚めた。「めっちゃ怖い」と思った。もう時間的に早朝だったのでこのまま起きておくことにした。
お昼過ぎになり、仮止めの結束バンドはちゃんとしておかないとと思って、ガレージに行った。
下にもぐるのは怖かったので、ジャッキアップしたが、覗き込むだけで手を伸ばして何とかしようと思った。車の下を覗き込んでるとき、ふわっと風が吹いてくるのを感じた。ついそちらを見ると、昨日の霊が覗き込んでいた。
びっくりして勢いよく頭を上げたので、フェンダーの先に、しこたま頭をぶつけてしまった。
「いたー」と叫んだ。あまりの痛さに家に上がり、台所に行って氷とお絞りで傷を冷やした。続きは子供が帰った後にしようと思った。
すると、犬が何かに吠えだした。見ると、リビングの向こうの窓の外に、女の霊が歩いていた。
かんべんしてよ、と思って「いいかげんにしてー」と叫んだ。すると、犬も敵だと認識したのか、窓まで走って行って、霊に向かって吠えまくった。
女の霊は、上から下へ消えていった。それを見て少し安心したのか痛さがぶり返して、「いたーい」と繰り返した。
そうこうするうち、息子が帰ってきて、「お客さん来てた?」と聞いてきた。「来てないよ。なんで。」と言うと、「玄関から女の人が出ていったから。」と言う。「はー」っと思った。
私に危害を与える嫌な霊だと思った。

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