reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・土地にいた霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私は、以前、団地に住んでいた。その団地にも幽霊はいたのだが、それが原因ではなく、子供も大きくなってきて自分の部屋も必要になるし、ペットも飼いたいと言うし、私も車いじりをしたくて、そのためにも家を建てようということになった。
土地を見に行くと、4区画分の土地があって、周りもまだ住宅地になっておらず、ここならいいや と思って、買うことにした。
その下見の時から、その土地に幽霊が居るのは見えていた。しかし、いわゆる多少の地縛霊が居るのは普通のことで、特に悪い霊でもなさそうだったので、購入を決めた。
しかし、ここに家を建てるのだから、地鎮祭の時に話してみようと思った。
なので、地鎮祭が始まるより早く着いて、見えている霊にひとりづつ順に声を掛けていった。
「これからここに家を建てて住むけれど、迷惑はかけないでくださいね。お互い一緒にちゃんと住めればいいけれど、もし悪さとかされたら、お祓いをしなければいけなくなるので。」と。
普通の霊は話して回ったが、話が出来ないであろう、足だけの霊とハイハイをしている赤ちゃんと、犬と猫の霊には、頭を下げて家を建てるねとだけ言って挨拶して回った。
地鎮祭も終わり、家も建ち、部屋が整うと、その霊たちの居場所も決まってきた。
玄関のすぐ横には足だけの霊と犬と猫、下駄箱のところに女性、お台所にも女性、和室にはかなりの老婆、リビングには中年女性、息子の部屋には少年、などと、配置的に収まった。
それから新しい生活が始まったが、悪さをされるわけでもなく、イタズラされるわけでもなく、普通に生活できた。
あるとき、普段なにもしてこないリビングにいるおばさんの霊が、スススと寄ってきて、耳元で小さな声で「奴が来る」と言った。
それで「えっ」と思って周りを見ると、いつもなら定位置にいる霊たちが、ばーっと私の後ろに集まってきて、「なになに?」と思ったらリビングと廊下をつなぐ扉のところで、ズンと何か気配のようなものを感じて、すんごいでっかい顔だけがブワンと現れてきた。
距離的には2mくらいあったはずなんだけど、顔がでかすぎてすごく近く感じた。
すると、その顔だけが、うー とか おー とか唸り声のようなものを発している。
いやいやいや、と思ったが、いつもいるレギュラーの霊たちも私の後ろに隠れるようにいるし、これはいけないと思い、「これは私の家だ。勝手に入ってくるな。おまえ、家賃払ってるわけでもないだろう。いい加減出て行け。」と強く言った。
すると、「あー」と唸ったと思うと、顔の半分から上がだらんと横にだれるような感じで傾いて、左の方にスーっと音もたてずに消えていった。
正直、ガクガクブルブルだったけど「あー良かった。」と思った。他の霊たちも、元居る場所に戻って行った。
私がテレビを見ていて、この顔だけに気づかなかったのだが、おばさんの霊が言いに来てくれて気付く事が出来た。
私はレギュラーの霊との間に、絆が出来て深まったように思った。

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