reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・娘が見つけた霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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娘たちが保育園くらいだったので、4-5歳の頃、小さな遊園地に遊びに行った。
大人が満足できるような絶叫マシンは設置されていない。
コーヒーカップやローラーコースターがあるような場所だった。
私は高所恐怖症なので、あまり観覧車には乗りたくない。でも、子供たちは好きなので、乗ろう乗ろうと言ってくる。
なので、観覧車には子供と3人で乗った。しかし、怖いので私は下を向いていた。
その観覧車も、他と比べればそれほど大きなものではない。だが、私には十分怖かったので、下を向いていたのだ。
すると、長女が「ねえ、ママ、ママ、あの子何してるの?」と言った。
私は「知らないよ。」と答えたが、「あの子さあ」とずっと言ってくる。
私は迷子とかだったら可哀そうだなと考え、すごく嫌だったけど、窓から下を覗いた。
すると、4-5歳の女の子が、口をポカーンとあけてこちらを見上げていた。
観覧車を見ているというより、私たちを見ているように感じた。
「なんなんだろうね。」と言ってまた足元に目線を戻した。
すると頂上に達したのだろう、ガタンと一度大きめに揺れた。
半分ほど降りてくると、「ねえ、ママ、ママ、あの子何してるの?」とまた言ってきた。
ぱっと見ると、今度は私たちが降りる側に来ていて、やはりポカンと口を開けて見上げている。
なぜか、「気持ち悪い、あの子。」と思ってしまった。
ゴンドラが一番下に到着しようとすると、「ねえ、ママ、ママ、あの子じゃない?」と指さして言ってきた。
その指さした先は、私たちのゴンドラとは反対側のゴンドラで、見ると、その子が窓に手を付けて、ポカンと口を開けてこちらを見ていた。
先ほどは観覧車の下にいた子が、一瞬で私たちの乗るゴンドラの逆側のゴンドラに乗っていたのだ。
さすがに怖くなって、娘も泣き出した。しかし、私の方が怖かった。高いし、個室だし、意味わからないし。「見ちゃダメ。見ちゃダメ。」と言って、子供を抱きしめていた。
すると、「あの子、なんで?」というので、「見ちゃダメ。言っちゃダメ。」とさらに抱きしめ、もうすぐ下に着くので、我慢していた。
娘も「わかった。」と言うので、「目をつぶって。下に着いたら、係員さんがどうぞ降りてくださいって言うから、そしたら開けようね。」と言って私も目を閉じていた。
係員さんの声が近づいてきて、どうぞ と言われたので、パッと目を開けると、その子が私たちのゴンドラに乗っていた。
その子はすごく強い威圧感があった。見た目は4-5歳なのだが、とてもそうは思えなかった。
何かが化けているのだと思った。

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