reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・おじいちゃんちの座敷童

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私がまだ4歳くらいの頃、おじいちゃんちで暮らしていた。
とても古い、今で言えば古民家のような建物で、トイレやお風呂が離れになっており、納屋もあった。そこにはヤギがつながれていた。
夜、遅い時間になると、どこからともなく白い服を着た男の子と女の子がポンと現れ、キャキャキャと笑う。
その声は、私には、エコーをガンガンにかけたように響いて聞こえていた。
そのころ、幽霊に関する認識もなかったので、私は誰かがそこで遊んでいるとしか思っていなかった。
私も幼かったので、それを聞くと一緒に遊びたくなった。なので、窓を開けて私も一緒に笑っていた。
しばらくして、おじさんの家に行くことになった。鹿児島の本土なので、私にすれば大移動だ。
おじさんにその子供たちの話をすると、「それは、座敷童じゃないのか?」と言われた。
私は、「座敷童って、なに?」と聞いた。
「その子たちが現れたときは、その家は裕福になったり、良いことが起きて、無下に追い出すとその家はつぶれる、と言われている。日本の妖怪なんだよ。」と言われた。
家に帰り、寝てた時に、またキャッキャと声がしたので、聞いてみようと思い、縁側に出た。
子供なので、何も気にせず「ねえ、座敷童なの?」と聞くと、ピタッと笑い声が止んで、不思議そうに首をかしげて私を見ていた。
その子たちは、耳のそばで髪を束ねた、邪馬台国のような髪型をしていて、服は真っ白で、目は真っ黒で、えげつないほど怖く感じた。
私は「ごめんなさーい」と言って、その場から走って逃げた。
次の日、納屋にいたヤギをつぶして、ヤギ汁になって食卓に出た。
ヤギはしばらくすると次の子が買われてきて納屋につながれるのだが、ヤギがいなくなると、その子たちはパタッと来なくなる。
そして次のヤギが来て少し大きくなると、また現れるのだった。
何代目かのヤギが来て、少し大きくなったので、またその子たちが現れたのだが、すでに怖い存在だと思い込んでいる。
なので、夜、外のトイレに行きたくなった時、おじいちゃんを起こして「トイレ行きたい。」と言ってついて来てもらった。
すると、おじいちゃんが「ああ、また来やがった。」と言ってホウキをもってヤギのそばで「来るな、来るな」と言って振り回した。
すると、その子たちは フッといなくなった。
おじいちゃんに「何がいたの?」と聞くと、「あれは子供だけど、座敷童といったそんなかわいらしいもんじゃなく、家畜あさり って言って、つぶされる、死ぬ前の動物のところによくあらわれる。」という。
「なので、あいつらが来たら、つぶさないといけない。でないと、ずっとあいつらがいると、獲物が人間に変わってしまう。」という。
「ああ、ヤギ汁とかするつもりなかったのに。」と言いながら、またヤギをつぶして、ヤギ汁を作った。
なので、あの子たちは、座敷童ではなく、この地方で言うところの 家畜あさり という、いてはいけない妖怪だったのだ。

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