reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・溺れた

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私がまだ小さいころ、まだ3-4歳だったのではっきり覚えていないのだが。
家族でキャンプに出掛けた。バーベキューが出来る川沿いの場所だった。
私が川辺で石を集めて山を作って積み上げていた。はじめはお姉ちゃんと遊んでいた。お姉ちゃんが石の山を見て「ふじさーん」と声を上げていた。
でも、お姉ちゃんは食事の準備のためか、テントの方に行ってしまった。
私は、積み上げる石を取ろうと手を伸ばした時、バランスを崩して山に当たって少し崩れた。私の体はコケてごろんとなり水の中に転がってしまった。
後でお姉ちゃんに聞くと、その時急に私が見えなくなったので、石を探しにでも行ったかと思ったらしい。
すぐに食事の準備が出来たので、呼びに来たが、やはりいないので、「おとーさーん、霊子がいない。」と呼んだ。私の記憶では、その時の声を水の中で聞いていたのを覚えている。
お父さんは「どこだー」と言っているし、お母さんは「誰かー、」と叫んでる。
私の記憶ではすぐだったと思ったのだが、お父さんが水の中の私を見つけて、「いたー」と言って、洋服を掴んで引っ張り上げてくれた。
私は水から引き上げられるとき、石の山が思いの外遠くに見えたのを覚えている。少し流されたのだろう。後で聞くと10分ほど水の中にいたらしい。
河原に引き上げられた私は、すでに救急車の音がしていたのを覚えている。
すぐにお父さんが背中を強くたたいて水を吐くなどの処置をしてもらい、病院に運ばれた。
水の中では苦しかったのを覚えているが、引き上げられてからは背中を叩かれたのがめっちゃ痛かったのを覚えている。
病院では肺の中の水を取り除いたり検査をしたりしてもらったが、問題はなく、すぐに元気になったのでキャンプ場に戻ることができた。
でも、それから川辺で石を積むことはしないぞ、と思った。賽の河原のような石積みはだめだと思った。
しかし、色々不思議なものが見えるようになったのは、そのときからだと思っている。
小学校になって、色々見えて言ってしまう私を、お父さんが心配して、病院に検査に行ったことがあった。溺れたときに脳に障害でも出たのではないかと心配したのだ。3日間検査をしたのだが、脳神経外科などに見てもらったが何も異常はないとの診断だった。
しかし、そこでも不思議なことはあった。最終日に看護師さんと話していたが、その病院ではいろんな看護師さんがよくお菓子をくれた。しかし、最終日の看護師さんは、お菓子をくれなかった。「お疲れ様だったね。良かったね何もなくて。明日帰るんだね。」「はい、明日帰ります。」と話していた。「あー、お菓子無いんだー。」と思っていると、お父さんが「お前、誰と話してるんだ。横は壁しかないぞ。」と言われた。私に見えていた看護師さんは、私に手を振りながら壁の中に入って消えていった。
それを見て、お父さんがお医者さんに向かって「これなんですよ。」と言った。お医者さんは、「まあまあ、ここは病院だからね。色々あるよね。でも、ぜんぜんおかしくないよ。」と言った。
お父さんが「何が居たんだ?」と聞くので、「看護師さん」と答えたが、確かに横は壁だった。
お医者さんが「どんな人だった?」と聞くので、「おおきなキャップをかぶってて、白い服にピンクのエプロンをしてた。」と言うと、「ねえ、前にいる看護師さんは、キャップの大きさが違うでしょ。」と言われ、「あ、確かに。」と思った。
「それは、だいぶ前の時のこの病院かな。」と言われた。
それから数年が経ち、中学校になった私は友達と話していた。
「最近何度もね、歩いている時に足元に手が出てきて、こけそうになるんだよね。」
しかし、ある時階段でそれが出てきて、さすがに本当にコケてしまった。
階段を落ちたので、擦り傷が出来、「いたー」と言った。胸も強く打ってしまった。
学校の先生が病院に電話してくれて、早退して病院に行った。
あざも出来ていて、心電図など取ったら、狭心症だということが判明した。
それからは足元に手が出ることはなくなった。教えてくれたのかなと思った。

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