reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・鍾乳洞の霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
-------------
家族で鍾乳洞に遊びに行ったとき、あまり有名でなく、照明も簡単なものしかない洞窟だったので、ゆっくり進んでいた。
すると、洞窟の壁の上のほうに男の人が張り付いていた。昔からずっといるようだった。背中が壁から離れないようだった。私がそれをずっと見ていたので、娘が「ママ、何かいるの?」と聞いてきた。「いる。男の人がいる。」と答えた。すると、その男の人が「見えますか?」と聞いてきた。「うん」と言うと「引っ張ってください。」と言ってきた。私は手は届かないが引っ張るしぐさをしてあげた。すると、一瞬体が壁から離れたように見えたが、すぐにまたべたっと張り付いた。私は日ごろから数珠を左手首に付けている。霊は左手から私の体に入ってくるのでそれを阻止するためだ。だがその時は何を思ったか、数珠を右手に付け替え、もう一度引っ張るしぐさをした。何度かするとその男の人が壁から離れ私の体に入り込んできた。わあ、と思ったが仕方がない。するとだんだん気分が悪くなり、ムカムカしだした。涼しい洞窟なのにめっちゃ汗が出てきて、まずいと思ったが、みんなに着いて行った。
洞窟から外に出ると、うーうーと唸り声がして、「数珠を外して」と声が聞こえた。数珠は右手に付けたままだったので、私の体から出られないようだった。数珠を右手から左手に付け替えると、右手の指先から男の霊がズバーっと出て行った。無理やり出て行ったので指先がものすごく痛かった。
出てきた霊はふわっと地面に立って、「ありがとうございました。」と言ってスタスタと走るように行ってしまった。気分が悪いのはすっかり治ったが、指先はまだ痛かった。
しばらくして別の用事でお寺に行ったとき、住職さんに「最近、人助けした?」と聞かれた。そんなつもりはなかったので、何のことかわからなかったが、「鍾乳洞行った?」と言われ、「ああ、行きました、行きました。あの男の人?」と思い出した。「あの男の人は、壁に吸い付いたまま何十年も動けずにいたんだ。」と言われた。霊は電磁波的なものに寄り付くそうで、鍾乳洞の石は電気を通す金属が多く含まれており、くっついていたらしい。
あの霊の場合、私の体から無理に追い出したのではなく、自分が出て行きたかったのを数珠で塞がれていたのだ。
住職にはそのことは言っていないのに「痛かったやろー」と言って指先を撫でられた。この住職は何でもお見通しだと思った。

▲上のバナーは、グループのランキングのバナーです。
よければクリックしてやってください。