reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・新実家

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私は中学の時、田舎から引っ越しをしてきた。今の実家だ。
引っ越してきたとき、はじめて行ったその家は霧がかかったように見えた。
引っ越しして初めての冬、姉は中3で修学旅行に出かけた。
なので2階は私一人になった。大きな音で音楽もOK、うれしかった。
でもその時は寒かったので居間の炬燵で夕飯を食べていた。
すると、上の姉の部屋から音がしてきた。
父親が窓が開いてないか部屋を見に行った。しかし開いていなかった。
今度は、扉が閉まる音がした。気にしないように努めた。
自分の部屋に戻り、寝ようとしていたら、今度は踏切の警報音がしだした。
1階に行くとテレビも点いてなく、遮断機の音がしないか聞いたら親はしないといった。
自分の部屋だけで聞こえることに気づいた。
部屋に戻ると今度は「うー」 という声が聞こえた。
真っ暗だったのだが、なぜだか床に這う女の姿がはっきり見えた。
前を見たらやせ細った男の顔だけが見えた。
口元が片方上がって半笑いの顔だけだった。
立ち上がろうとした女が邪魔と言っていた。
なんども言った後、下に向かって消えていった。男の顔は横に動いて消えていった。
翌日、父親がこの話を職場ですると、昔廃線になった線路があったという話を聞いた。自殺の名所だったそうだ。
そこで町役場で昔の線路の地図を見た。すぐ近くに10年ほど前まで踏切があった。
自殺が多くてその路線は廃止になったという話があるそうだ。
今は実家は妹夫婦とその子供が住んでいる。その家族は不思議な体験はしないそうだが、飼っている犬が押し入れを見て吠えることがあるそうだ。
私が帰った時も、その押し入れから片手が出るのが見えるのだが、妹家族は感じないのだろう。