これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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高校の時、家族がそれぞれ出掛けていて、夜一人で留守番中だった。
いきなりドンドンドンと１階の窓を叩く大きな音がした。
ひとりっきりでとても怖いので、警察に電話した。
戸締り確認するように言われ、巡回中のパトカーを向かわせると言われた。
電話中に今度は二階で大きな音がしたのだが、二階は戸締りをまだ確認していなかったので、電話で警察にそう伝えた。
すぐに警察が到着したが、二階で声がしたので、警察官も応援を呼んだ。
そして、二階を確認したところ、階段の途中に、男が倒れているのを見つけた。失禁していた。
警察官にその男が知人か聞かれたが、知らない男だった。中国人風のおじさんだった。
その男が「この家怖い。」と片言で言った。「幽霊がいる、幽霊がいる」と連呼していた。
親が戻って来て、警察と話している間も この家に口元が片方上がって半笑いの男の幽霊がいると言っていた。
連行された警察署では、この家の少女に興味があり、性的暴行を加えようとして、侵入しようとしたと話したそうだ。
しかし、二階の窓から侵入したとき、足を無数の手から捕まれて転倒して階段に落ちたという。
その後 男が現れ、身動きが出来なくなったそうだ。
私には、男の霊が私を守ってくれたように感じた。
