reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・サラリーマンの頼み事

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私が高校生の頃、電車通学をしていて、ホームにサラリーマン風のスーツ姿の男性が立っていた。
私は霊だと分かったが、霊に見えると気づかれると、ついてきたりして面倒なので無視していた。
でも、何度も同じホームでうろうろしているのを見る。
高校3年生も終わりごろ、もうすぐ電車通学も終わるというときになって、そのサラリーマンが話しかけてきた。
「見えるんでしょ?」と言う。その時なぜだかすごく悲しい気持ちになった。多分、その霊の感情を感じ取ったのだろうと思った。
なので、つい、「あ、はい。」と答えてしまった。
「どうしても、浮かばれたいんです。でも、行き方が分からないんです。」と言う。
いや、それに関しては、私にも考えがある。もし自殺した人なら、迷惑をかけた人や悲しむ人がいて、自殺してすぐに成仏することが正しいことか分からない場合もあると思うのだ。
なので、訳も分からずすぐに手助けは出来ない。
だけど、見ていると、だいぶ昔の人のようだ。数十年前のように感じた。しかも、ホームで誰かに突き落とされたようだった。
話も聞いたが、自殺ではないようだった。しかも、「妻と子供が向こうで待ってくれている。」と言う。
だけど、行き方が分からないというのだ。私はどうすればいいのか迷ってしまった。なので、一旦考えさせてください。と言ってその日は帰った。
自宅に帰り、お寺さんに電話して、事の次第を話した。私としては、出来なくはないけど、何故だか、してあげたいという気持ちも沸かなかった。
お寺さんには、「もう一度、ゆっくり話を聞きに行って、その時、やってあげたいと思うようになったら、そうすればいいと思うよ。」と言われた。
なので、翌日、学校は休みの日だったが、私服で駅まで出かけた。
そこにはサラリーマンが居て、私を見ると若干微笑んで近づいてきた。
「どうですか?」と言われた。私は正直めんどくさいとは思ったが、そう思うということは、やるのが嫌なわけではないのだと考え、もう少し聞いてみることにした。「奥様と子供さんを呼んでいいですか?」と聞くと、「はい。」と明るく返事が来た。
何本かの電車を見送って、しばらくそこで考えていると、女の人の霊が現れた。しかも、お腹が大きかった。そしてサラリーマンを見て「あんた」と声を掛けた。しかし、サラリーマンにはその女性が見えていない様子だった。私はその女性は奥さんなのだと思えた。
なので、サラリーマンに「子供さんって、お腹の中?」と聞くと、「そうですそうです。」との返事。でも、奥さんには姿は見えても言葉は聞こえていないようだった。
奥さんは、「あんた、ずっと帰りを待ってたんよ。」と言う。なので、サラリーマンに「奥さん、帰りを待ってあるらしいですよ。」と言った。
奥さんは、ご主人が亡くなった後、服毒自殺をしたらしい。
私は自殺した人の手助けはしたくなかったのだが、奥さんの霊はきれいなカスタードクリームのような色をしており、ご主人を待っていたことに嘘はないと思った。一方、サラリーマンはグレーで、何か遺恨を残しているように見えた。
サラリーマンは、「XX子のところに行きたい。」と言った。なので、奥さんに向かって「XX子さん?」と聞くと、「なんで私の名前を知っているの?」と驚かれてしまった。「いま、聞いたので。」と答えた。
さらに、「私は、どうしたらご主人を行かせてあげることができるの?」と聞いてみた。
すると、「この人は、まだ、罪を償っていない。」と言う。
「この人の罪って、何ですか?」と聞くと、「死んだときに、戻りたい戻りたいと思うだけで、私たちを置いて行ったことに対し、謝っていない。」という。
なので、サラリーマンに「じゃあ、XX子さんのことは、どう思ってらっしゃるんですか?」と聞くと、「誰よりも大事な人なんです。」と言った瞬間に、足からピーっと色が変わり、カスタードクリーム色になった。
すると、奥さんとサラリーマンは、お互いが見えて、聞こえるようになった。
「あんた。」「もう少しで生まれるな。じゃあ、あの世で3人で暮らそうか。」と言って、二人で手をつないで私にお辞儀をして消えていった。
私は、「これで良かったのかな?」と思ったが、家でお寺さんに電話してそう言うと、「だったら、良かったんじゃない。」と言われた。
その後、私の子供たちが小学校半ばになったころ、授業参観に行ったとき、幼稚園生が小学校に遊びに来たのに出くわした。
その幼稚園の男の子と女の子が、私を見て「バイバーイ」と手を振った。
授業参観が終わって帰りにも出くわした。するとさっきの二人が駆け寄ってきて私の手を握り、「バイバーイ」とまた言った。私も「バイバイ、気を付けて帰るんだよ。」と言うと、「うん、わたし、大きくなったら絶対子供産むね。」と女の子が言った。
数日後、別件でお寺に行くと、住職がいきなり「ああ、生まれ変わった二人に会えたんだね。」と言われた。「ああ、そうだったんだ。」と思った。
そして幼稚園の子が小学校に入学したあと、運動会を見に行ったとき、新一年生の紹介があり、その子の名は「XX子」と呼ばれていた。
私は、生まれ変わりって、あるんだな。と思った。

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心霊体験の話・犬の挙動

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私の家を建てたころの話です。
家を建てる前から、その場所にいた霊たちは、家を建てた後も家の中にいて、レギュラーの霊と呼んでいる。
家を建ててすぐに、犬を4匹飼うことになり、立て続けにわが家へやってきた。
それから1年経って、工務店が点検に来た後の頃、家の中でラップ音のようなパチパチとかいう音がするようになった。
それは霊の仕業だと思ったが、姿は現さなかった。
台所に30歳くらいの女性の霊がいた。あるとき、そのレギュラーの霊が、ペットボトルを倒した。脅かそうとかそういう意図ではなく、ただ不注意で倒したようだ。
私も、あーあ、と思った。が、犬たちはそれを聞いて、ワウワウと大きく吠えた。
それを見た霊は、怪訝な顔をして、食器棚の中に消えていった。
私は、犬たちに「違うよ。家族でしょ。」と何度も言ったのだが、それからは、犬たちはレギュラーの霊に向かって吠えることは無くなった。
私は、犬たちも、いい霊と悪い霊の見分けがつくようになったのだと思った。

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心霊体験の話・山散歩の霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私は山歩きをするのが好きだ。
そのころは、R山の上まで、良く散歩に行った。麓までは車で出かけていた。
しかし、イノシシが出たりするので、犬を連れて行っていた。犬にもしっかり運動になるし、ちょうどいいと思っていた。
あるとき、山に入って登っていると、首を吊っている霊が見えた。
洋服がスーツっぽいので、昔の霊でもないようだ。嫌な感じがしたが、そのまま進んでいった。
すると、それまでまっすぐぶら下がっていた霊の体が、ブラブラと揺れだした。
しかし、連れている犬たちは、一切吠えなかった。
通り過ぎて、振り返ると、まだぶら下がっていた。
頂上に着いて犬と少し遊んだ後、降りていくときも、同じ場所にぶら下がっていた。
通り過ぎるときに、また揺れだした。なになに、と思ったが、やはり、犬たちは全然吠えない。
そのまま麓の駐車場まで降りて、車に乗った。
すると、急に犬たちが吠えだした。窓に爪を立ててカツカツいわせながら吠えている。
外を見ると、さっきのスーツ姿の霊がいた。
その霊は口を動かしているのだが、何を言っているのか分からない。
え、いまさら悪い霊になったの?と思った。
しかし、そのまま車を出して帰ると、憑いてくることはなかった。
数日間、いろいろな人に聞いてみていたが、R山で首つり自殺があったらしい。新聞にも出ていたそうだ。
お寺さんに行って、住職に話すと、「犬たちは、害がないと思ったから吠えなかったんだろうが、車に乗った時は、憑いて来ようとしたので犬が怒ったのだろう。最初は霊子さんが見えているか、試すのに揺れたりしたのかもしれない。犬が吠えてくれてよかった。そうでなければ、憑いて来ていたかもしれないね。」と言われた。
うちの犬たちは、害がないかどうか、憑いてくるかどうか、その辺まで分かるのかもしれないと思った。

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心霊体験の話・動物の顔をした幽霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私が免許を取って、最初の更新をしたころ、まだペーペーの時のこと。
地元のあるトンネルを通った。山道で、野生動物がよく出るので、衝突注意の場所だ。
そこを友達を乗せてドライブしていた。
すると、白っぽく、黄色っぽく光るような鹿が出てきた。
急ブレーキを掛け、少しよろけたが避けることができた。
バックミラーで確認すると、急ブレーキのせいか、白い煙が上がっていたが、一瞬人に見えた。
まあ、たまたま見えただけだと考え、家に帰って普通に寝ていた。
すると、その時の夢を見た。夢の中で、手を出しておいでおいでをしている人が、最初は4-5人だったが、6-7人、8-9人とだんだん増えてきた。
ハッとして夢から覚め、いやな夢見たな、と思ったが、怖いテレビ番組なんかでは、車に手形がついていたりするのだが、自分も気になって車を見に行った。
しかし、そんなものはなく、自分の思い込みだろうな、と思ってまた布団に入った。
翌日、その車で仕事に出かけ、職場のお局さんたちとお昼が一緒になったので、その話をした。
すると、「あのトンネルでは幽霊がよく出るっていうよ。霊子ちゃんは生まれがこの地区じゃないから分からなかったんだね。」と言われた。
「聞いた話では、あのトンネルでは、夜中の1時2時に通ると、おいでおいでをする幽霊が出るって話だよ。」と言うので、「まさしく、それじゃん。」と思った。
でも、私は、「いやいや、あれは急ブレーキの煙で、そう見えただけだ。」とさらに自分に言い聞かせた。
仕事を終え、子供を保育所に迎えに行き、自宅に帰って夕飯を取っていると、ふと車が気になり、カーテンを開けて駐車場の車を見てみた。
車は普通に駐車場に止まっていて、変わったところはなかったのだが、色だけは、本当は黒なのだが、白っぽく、黄色っぽく見えた。
「そういえば、昨日の鹿も白っぽく、黄色っぽく見えたよな。」と思った。
でも、「いやあ、気のせいだ、気のせいだ。」と自分に言い聞かせ、お酒を飲んで寝た。
すると、また同じような夢を見た。おいでおいでをする人が、だんだん増えて集まってくるのだ。
二日も同じような夢を見て、勘弁してくれと思ったが、それだけでなく、だんだん車を運転するのが怖く思えてきた。
運転したくないと思ったが、仕事には行かないといけないし。嫌だなと思ったので、主人に保育所の送りを頼み、いつもよりゆっくりした時間に家を出た。
走っていて信号待ちで止まったら、よく行くお寺の住職が、原付で通りかかり、横に来てコンコンと窓をたたかれた。開けると、「最近、心霊スポットにでも行ったの?」と聞かれたが、「行ってないですよ。あんなの高校で卒業しましたよ。」と答えた。
「え、でも、たくさん乗ってるよ、車に。」と言われ、ぞっとした。
「え、私には全然見えないんだけど。」「ほんと。でも心配だから、その先のコンビニの駐車場に入ってみて。」と言われ、仕事に遅れるかもしれないと思ったが、怖かったので、駐車場に入って車を止めた。
「私を探してたんですか?」と聞くと、「いやいや、買い物で通りかかっただけ。たくさん乗ってたんで声かけたんだ。」と言われた。
「え、何人ぐらい乗ってるんですか?」と聞いて、車を降りてみてみると、また、白っぽく、黄色っぽく見えた。
「ね、色がそういう風に見えてるんじゃなくて、きっと霊体が車に擬態化しているだけだから。
動物霊がいる場所に行った?」と言われ、「XXトンネルをA子と一緒に通ったけど、その時鹿が出たけど、ぶつからない様に急ブレーキをかけて避けた。」と説明すると、「あー、あのトンネルは、近くに無縁仏とかいっぱいあって、地元の人は夜中には通らない方がいいっていう場所だもんね。」と言われた。
「あー、そうだったんだ。」と思ったら、「すぐにとることもできないけど、お清めの塩だけは渡しとくから、後部座席にでも置いときなさい。」と言われ、その通りにして仕事に向かった。
何事もなく仕事も終わり、保育所は主人に頼んであったので、お買い物をして家に帰った。
家に入ったのだが、塩は車にそのまま忘れて置いていた。
夕食の準備をしていると、バタンと玄関の扉が閉まる音がした。帰ってくるには早くない?と思って、玄関を見に行くと、見たこともないような人数の霊がギュウギュウ詰めで立っていて、これは困ったと思って「やめて、やめて」と言うと、聞いたことないような動物の鳴き声のような、ギャーともメーとも聞こえるような声がして、焦ってしまい、ガラケーを取り出して電話をしようとするが、手が震えてボタンが押せない。
お寺さんに掛ければいいものを主人に掛けて、話したら、生きてる人間がたくさん来てると思ったらしく、「警察呼べ、警察呼べ。」と言っていた。
「警察呼んだって、誰も相手にしてくれないよ。」と言うと、「ああ、幽霊ね。」と言われ、「そうそう。」と言った。幽霊に向かって「ここ、来ないでください、来ないでください。
」と何度も言うと、一人ずつ、地面に吸い込まれるような感じで消えていった。
私の気持ちが伝わったんだと思った。でも怖かったので、外の車の中で、主人と子供たちが帰ってくるのを待っていた。
すると、「ハー、フー」と、ため息のような声が聞こえてきて、いやだー と後ろの席を振り返ると、たくさんの白目の、顔はウサギとか鹿とかの、でも体は人間の幽霊がめちゃくちゃ乗ってて、ワー、と叫んで、たまらず今度はお寺さんに電話をかけて、「人間なんだけど、人間じゃない奴らがたくさん乗っていて、」と言うと、「あの場所は交通事故もたくさんあって、歴史的にも無縁仏もあって、動物の死体も捨てられたりした場所だったからね。動物霊は怖いし、言葉も通じないから祓えないし、ほんとに気を付けてね。」と言われた。
その話をしていると、後ろの霊たちは、靄のようにふわーんとなって消えていった。
やっと落ち着いて家に入った。
後日、トンネルの近くの無縁仏の鎮魂碑にお参りに行って、地元の人が通らないようなところにうるさい車で来て、騒がせてごめんなさいと手を合わせた。

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心霊体験の話・結婚式に現れた霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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主人の幼馴染のJ君が、結婚することになった。結婚式にも夫婦で参加することになった。
披露宴も終わり、二次会に行っていたが、私は小さな子供が居るので、預けていた実家に一度戻った。
子供をあやした後、二次会会場に戻った。
J君は、お母様が居なくて、お父さんとお爺さん・お婆さんに育てられたと聞いていた。
二次会の途中で、酔ったJ君は、母親にも新婦の花嫁姿を見て欲しかったと言っていた。
奥様も、どこかで見てくれているんじゃないのと言っていた。
私が他の参加者と話していると、すごく華奢で綺麗な方がスーッと入ってくるのが見えた。
その人は壁が透けて見えていたので、幽霊だと分かった。
すると、J君と奥様の間にストンと座った。
J君が、大きなくしゃみを3回ほど続けてした。その人の霊障だろうと思った。
気になったが、私はテーブルで談笑していた。
すると、J君が、「お袋に会いたいなー」と言った。
他の同僚の人が、「お母さんは今何してるの?」と聞くと、「俺が、赤んぼの頃に男作って逃げたって。」と言いながらまた大きなくしゃみをした。
気付くと、さっきの華奢な霊が泣いているように見えた。
だからじっと見ていると、主人が気付いて「何か見えてるの?」と聞いてきた。
「女の人が居る。」と答えた。
J君に呼ばれたので行ったのだが、J君は元々プレイボーイだったので、その霊は生霊かもしれないと思った。
J君が母親に会いたかったと言っていたので、「お父さんかお爺さんたちは連絡先は知らないの?」と聞くと、「知らないって言われた。」そうだ。
その時、華奢な霊が、既に無くなっているお母様だと感じた。
私は、J君をあだ名で呼んでいたので、結婚式場で本名を知ったのだが、お母様の霊が、J君を愛称で呼んでいた。
なので、J君に、その愛称で呼ばれていたか聞くと、「俺の母親が出ていく前にその呼び方で呼んでいたのは聞いたことが有るけど、なんで分ったの?」と言われた。
J君はお母さんが生きてるって思っているようだから、亡くなっていると言っていいものか迷った。
でも、うちの主人は空気が読めないので、「こいつは幽霊が見えるんよ。」と言い出して、じゃあ、いいか、と思って話した。
「お母様はもう亡くなっていらっしゃるから、でも、今、横に来てらっしゃる。」と言うと、J君は泣きながら、「会いたかった。」と言った。
すると、お母様も「あなたを抱きたかった。」と言った。
私は自分から逃げたんじゃなかったの?と思って聞いていると、お母様は産後の肥立ちが悪く、J君は無事育ったが、お母様はそのまま亡くなったそうだ。
だけど、J君が自分のせいでお母様が亡くなったと思わせたくなかったので、お父さんたちが良くないウソを付いたらしい。
J君は、それを初めて聞いて、お父さんに確認の電話を掛けた。
お父さんは「いつか言おうと思っていたが、延び延びにしてしまった。お母さんは亡くなっていて、お爺ちゃんの家の奥に、小さな仏壇もある。」と言ったそうだ。
J君はすべてを聞いて、理解したようだった。
でも、お母様の霊は「抱きたかった、抱きたかった。」と言っていた。なので「ずっと見ておられたんでしょう。結婚出来て良かったですね。」と言った。守護霊ではないらしいが、遠くから見ていたそうだ。
「私は、この子のために、ずっと付き添うね。」と言って、新婦のお腹を指さした。
私は、思わず「え、妊娠してるんですか?」と言った。
声に出して言ってしまったので、奥様が「え、分かるんですか?」と驚いていた。
なので、お母様の話をすべて話した。
二人して「えー、うれしい。」と言っていたが、数日後に奥様は、中絶してしまったそうだ。
私は「なんで?」と思ったが、奥様は「会ったことも無い姑がこの子の守護霊に憑くとか、ありえない。嫁姑問題より程度が悪い。気持ちが悪い。」と言ったそうだ。そんな理由で下ろしたことを聞いたJ君は、気落ちしていたそうだが、奥様は「守護霊に憑かないならもう一度妊娠してもいい。」と言ったそうで、それを聞いたJ君は怒ってしまって「ただでさえ、罪のない子供を下ろしておいて、もう無理だ。」と言って離婚することになってしまった。
私は、「自分が見えたことを話したせいで、こんなことになってしまった。」と思ったのだが、奥様は「そこそこお金のあるJ君だったので結婚しただけ。」みたいなことを白状したそうだ。
離婚になって数年後、J君に会う機会があり、聞いたところ、元奥様は、何度か中絶したために、妊娠できなくなったそうだ。
辛い話だと思って聞いていると、お母様の霊が現れ、私に向かって話してきた。
「あのね、私は抱っこしたかった。孫に憑こうと思っていたわけじゃない。」と言い出した。
私は、聞いたことをJ君夫婦に言っただけなのに。と思い、もやもやしていると、「もし、J君が彼女のことを許す事が出来るなら、もう一度、子供を持つ喜びを彼女に教えてあげたいと思う。」と言ってきた。
なので、J君にそう伝えると、「もう、僕も精神的にも大人になったから恨んでもいない。結婚も出来たので、気にしない。」とのことだった。
それからまた時間が経ち、先日の初詣で私は偶然元奥様を見かけた。すると、なんと彼女のお腹は大きくなっていた。

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心霊体験の話・妹の入院

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私が家を建ててすぐの頃、妹が出産のために入院した。
出産を終え、退院して間もなく、妹が腸炎にかかって入院しなければいけなくなった。
なので、生後間もない赤ちゃんを一週間ほど、うちで預かることになった。
私も3人の子供が居るし、大丈夫だよと言って預かることにしたのだ。
ミルクをあげたり、おむつを替えたり、お風呂に入れるのは問題なかったのだけど、3人の子供は既に大きくて、やはり育児から時間が経っていたので、料理や掃除をしていると、赤ちゃんの泣き声が聞こえなくなっていた。
いつもなら居るだけで何もしないレギュラーのおばさん幽霊が、料理をしている私の耳元に、スススとやって来て、指を指すしぐさをする。向こう向こうと言っているようだ。何?と思って見てみると、赤ちゃんが泣いていた。なので、おむつ替えてミルクあげて、しばらく抱っこしてゲップさせて、寝たからベッドに置いて。今度はお洗濯していると、サーっとおばさん幽霊がやってきて、また指さしている。見るとまた泣いている。あー、教えてくれてるんだね、と思って、「ありがとうございます。」とおばさん幽霊にお礼を言った。
妹の方は、出産後と言うこともあって入院が長引くとのことだったが、「いいよ。」と言って、赤ちゃんにも「あと2-3日、我慢してね。」と話していた。すると、犬の霊が赤ちゃんに寄ってきて、ほっぺたにすりすりした。この犬の霊は、赤ちゃんを分かっているんだと思って、赤ちゃんをよしよしとしていた。
その夜に寝ていて、赤ちゃんが泣いているのに気付かないほど爆睡していた。
しかし、ほっぺたをぴちぴち叩かれるのに気付いて目が覚めた。見ると30代の女性の霊が部屋から出ていくところだった。
泣き声がしたので、あ、起こしてくれたんだと思い、赤ちゃんをあやして、おむつ替えてミルクあげて、寝かした。
なので、その10日間ほどは、私と言うより、レギュラーの幽霊たちとみんなで育児をした。
最初の地鎮祭で、そこに居た霊みんなに声を掛けて良かったな、と思った出来事だった。

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ここに出てくるレギュラーの霊は、家を建てる前からの出会いです。この話をお読みください。

reinoburogu.hatenablog.com

心霊体験の話・生霊からの頼み事

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私がリフォーム会社に勤めていたころ、男性のお客様のマンションの部屋に、リフォーム工事の件で伺った。
部屋に入ると、お客様が座ったソファーの横に、女性の霊が座っているのが見えた。長い髪がずぶぬれだった。
「あ、嫌だな。」と思ったが、お客様の部屋なので、見ないふり、気づかないふりをして、打合せを始めた。
この霊は、部屋ではなくこの男性に憑いていると思った。各部屋を見ていて、男性も移動して説明をしてくれていたのだが、その霊はぴったりと横に付いて離れなかった。しかし、男性が浴室に入ると、女性の霊は浴室の外で「ギャー」と叫んで、頭を抱えて塞ぎ込むように座り込んだ。
私は「何なんだろう。」と思った。
男性が浴室から出ると、また前と同じくぴったりと横に付いていた。
男性がソファーに座り、見積の件など話していると、横に座った霊は小声でずっと何かを話しかけていた。
何を話しているんだろうと聞いていると、「あの時は・・・、あの時は・・・」と何度も言っているが、その後は聞こえなかった。
仕事の話が終わったが、世間話を続けていたので、その中で何気なく「ずぶ濡れの女性がですね、、、」と言ってみると、男性は明らかに「ん!」と顔をしかめたように見えた。何か思い当たることが有るのだろうと思った。
男性に、「何ですか?」と聞かれたので、会社や仕事の手前、見えますとも言えないので、「実は、私、怖い話が好きなんです。」ととぼけながら言った。
すると、女性の霊が、それまでは男性の方しか見ていなかったのだが、私の方を見て、「私が見えますか?」と聞いてきた。
見えるとも言えないし、見えないとも言えないので、完全に無視していた。するともう一度、「私が見えてますよね。」と強く言ってきた。私が小さく頷くと「助けてください。助けてください。」と何度も言ってきた。
私が心の中で「何を助けるんですか?」と念じると、「私はこの人に、私はこの人に、、、」と何度も言う。
「私はこの人に、何ですか?」と念じると、「殺される、殺される、、」とずっと言う。
「殺された」ではなく「殺される」と言うことは、この女性はまだ生きているんだと思った。生霊だったのだ。
しかし、この男性は、腰も低くて話しやすく、とても人を殺すようには思えなかった。
「この男性と何か関係があるんですか?」と聞いてみると、首を横に振って違うという。
「何この謎めいた感じ」と思ったが、それ以上は分からなかった。
世間話も終わり、席を立とうとしたときに、「待って。」と霊に言われたが、私は待てないと思った。
「だったら、最後にお願い、良いですか?」と言う。「X月X日の何時ごろに雨が降る。だからその日だけは車に乗らないで、と伝えて欲しい。」と言うのだ。
その日は今から何カ月も先の話で、ピンポイントにその日に乗らないようになんて、言いようがない。
言ったところで不審がられて終わりだ。
なので考えた。
この男性は眼鏡をかけていたので、「目が悪いんですか?」と聞くと、「あー、最近目が悪くなってきてね、眼鏡かけてるんですよ。」と言う。「じゃあ、雨の日なんか見えにくくて運転大変でしょう?」と言うと、「そうですね。だからなるべく夜は乗らないようにしてます。お姉さんも目が悪いんですか?」と言われた。
私は目はいいのだが、話を合わせて「私も目が悪いから、免許証も条件付きなんですよ。普段はコンタクトしてますけどね。夏になると夕立が激しく降ったりするので、極力運転はしないでくださいね。また次回も笑顔で会いたいですし。」と言って別れた。それが精いっぱいだった。
7月になって、会社に連絡があり、この男性のお客様と会うことになった。
会って、「お元気でしたか。」と挨拶すると、「いやー、それが、この前、雨の日は運転しないでって話したの覚えてますか?実は、先週、仕事終わって運転してたら、女の人を轢いてしまったんだよ。」と言われた。
「えー、」と驚いて見せて、とぼけて「老人ですか?」と聞くと、「いやー、女子大生なんだよ。」と言う。
しかし、前回見えていた霊は今はいない。「もしかして、亡くなったんですか?」と聞くと、「いやいや、お姉さんが気を付けるように言ってたから、自宅の近くの交差点だったんだけど、雨も降っていたからほんとゆっくり走っていてね。なので、左ひざを怪我はさせたけど、大丈夫だったんだよ。ほんと、言っててもらって良かったわー。」
「人身事故で大変でしたけど、死亡や重傷にならなくて済んで良かったですね。」
「そしたらね、その女の子が不思議なこと言うんだよ。轢いた後、車を降りて駆けつけると、『あー良かった。伝えてもらってたんですね。』って言われたんだよね。『伝えてもらってた って何?』って聞いたら、『私、ちょっと霊感があるんですよね。せっかく大学入ってやりたい夢もあるし、こんなところで死にたくないって思って、女性の方に、この日に雨も降るし車に乗らないように伝えてって言ってたから。』って言うんだよ。」
「でも、僕の周りで、雨の日に運転気を付けてっていう様な話をしたのは、君しか思い当たらないんだよね。ひょっとしてお姉さんがそうなの?」と言われた。
私は会社の手前もあるのでとぼけて「私じゃないと思いますよ。私も目が悪いから、お互い、車の運転気を付けましょうね ってだけの話だから。」と言いきった。
「でもね、さらに不思議なことに、翌日病院で女の子にもう一度確認したら、そう言ったのを覚えてなかったんだ。」
私は、女子大生本人が気づかないので、生霊が私に頼んだんだな、と思った。
いや、生霊の振りをした守護霊様だったのかもしれない とも思った。
どちらにしても、命に別状がなくて良かったと思った。

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YouTubeにも「霊子さんの心霊体験」として投稿しています。

www.youtube.com

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