reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・バスの中のお婆さん

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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息子の学校から三者懇談会のお知らせが来た。
学校は駐車場も狭いし街中で交通量も多いのでバスで行くことにした。
息子とバスに乗って電車を乗り継ぎ、またバスに乗った。
乗客は少なかったので、一番後ろの席に座り、することも無いので外を見ていた。
学校に付く少し前、窓からお婆さんの霊が見えた。道路を歩いているが、バスが止まったのでそのまま少しの間見続けていた。すると、お婆さんが振り向いてきた。目が合うとまずいと思い、私は目線をそらした。
バスが動き出すと、すぐに学校に着いた。
学校で面談を終えて、校門まで来ると、息子がのどが渇いたというのですぐ近くのコンビニに寄った。
すると、さっきのお婆さんが道路の向いに立っていた。
私たちはバス停に向かい、そこで待っていたが、お婆さんはうろうろと行ったり来たりしている。
目を合わせたくなかったので、私は下を向いていた。息子がバスが来たと教えてくれた。
バスに乗ると、乗り口すぐの席に座った。私は窓側に座ったが、ずっと下を向いていた。
しばらく走って、終点のターミナルまで来た。みんなが降りてしまうのを待って降りようと思い、乗客がいなくなったことを確認しようと後ろを振り向くと、私たちの席のすぐ後にそのお婆さんがいた。
しかもこちらを睨み付けてくる。私は見えないふりをして「誰もいないね。」と言って立ち上がり、バスの降り口に向かった。降りるとき車内のミラーを見てみると、すぐ後ろに立っている。でも見えない振りをしなくてはいけない。
そのまま乗り換えの乗車口まで行ってベンチに座っていた。
すると、息子が「おしっこ行ってくる。」と言って立ち上がった。「15分で来るから、うろうろしちゃダメだよ。」と言って見送ったが、その後ろにお婆さんが付いて行くのが見えた。
息子は少し歩くと振り向いて、手で髪の毛を払うような仕草をした。何かを払いのけているようでもあった。何かを感じたんだと思った。
そのままトイレに向かい、戻ってくると、「さっき、ババアがいた?」と聞いてきた。
「え、なんでなんで?」と聞くと、「あつい、あつい」という小さなかすれた声がしたという。
「え、ついてきてる?」と聞くが、見えなかったので「いや、いない。」と答えた。
バスが来たので、乗って中を見回したが、お婆さんはいなかった。良かった、と思った。
家まで付いてこられてはかなわない。
席に座って外を見ると、道路の向こうにそのお婆さんがいた。そこはタクシー乗り場で、男性二人が乗り込むのに、そのお婆さんが一緒に乗り込むのが見えた。
何をしたいのか分からないので、本当に付いてきて欲しくなかったでので、良かったと思った。

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