心霊体験の話・友達のひいばあちゃん

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私の仲のいい友達のＡ子の家に行った時の事だ。
Ａ子から電話で、おばあさんが来ているみたいだから、ちょっと来てみてくれないということだった。家の中で一瞬おばあさんが見えたような気がしたそうだ。それも一日に何度も見えた気がしたので私に電話してきたという。Ａ子は私が見えることを知っているのだ。
私が家に入るとおばあさんがいた。目が合った。わたしが「あなた誰ですか？」と声に出してしまった。
すると「あなたこそ、誰ですか？」と聞かれたので、「友達の霊子といいます。それで、あなたは誰ですか？」と返した。
しかし私の質問には答えず、「あなたは見える人なのね。」と言われた。
私は名前も言ったのに何で答えないのかと思って少しカチンときた。
よく見ると、顔が友達のご主人のお母さんによく似ていた。でも、お義母さんは生きている。
顔は似てるが、雰囲気は全然違ってた。
すると、「私の命日に、誰も来なかった。」と言った。「おばあさま？」と聞くと、「ひいばあちゃん」と答えた。
なのでＡ子に「ねえ、最近ひいばあちゃんのお墓参りとか行った？」と聞くと行ってないと言う。
「お母さんは？」と聞くと分からないという。
「おばあさんは？」と聞いても分からないという。
「たぶん、ひいばあちゃんが、ずっと来てないからお参りに来いと言って出てきてるよ。」と言うと、おばあちゃんに電話をしだして
「ひいばあちゃんのお墓参りとか、誰か行った？」と聞くと「いやあ、誰も行ってないだろうね。」
「ひいばあちゃんが、お墓参りに来いと言っているらしいよ。」「そう、じゃあ行かないといけないね。でも、あんた見えたん？」
「いや、見えないけど、霊子が見えるのでいま来てもらってる。」と言っていた。
そのひいおばあちゃんは、私にはだいぶ若く見えた。なので、「ひいばあちゃんは若くして亡くなったの？」と聞くと、「いやあ、９０いくつだったと思う。」だと言う。だいぶ若い姿で出てきてると思った。
その後、お墓参りには行ったらしい。