reikonoburogu霊子の日記

あなたは霊の存在を信じますか?

心霊体験の話・戻れない生霊

これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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私と友達が、町のテラス席でビールを飲んでいたら、ふわーっと歩いていく若い男性の霊が見えた。
友達に話すと、お酒を飲んでいるから見えるんよね、と笑っていた。
その会話を聞いたのか、その霊がこちらに近づいてきた。
テラス席の柵を通り抜けてきて、私たちのテーブルに座った。4人掛けだったので、2席空いていたのだ。
私が「えっ」と言うと、友達が「どうしたの」と聞いてきたので、「その席に座った」と答えた。「やめてよー」と怖がっていた。
「僕が見えますか?」と聞いてきた。「うん、見える。」と答えると、「僕、死んでないんですけど、」「あ、そうなの」って言った。
友達が「なに、なにー」と驚くので、「生霊らしいよ」と教えた。
するとその霊が、「あの、僕の体を探してるんですけど」と話してきた。
「ちょっと前まで、彼女のことが好きすぎて、連絡が取れなかったりすると心配で心配でたまらなかったから、ついて来てました。僕、生霊ですよね。」と言う。
彼女が浮気性なので心配でついてきてたけど、こんなに苦しいならと言うことで、別れたらしい。
しかし、戻るべき自分の体の場所が分からないので彷徨っていると言う。
友達にもそう説明すると、「そんなことあるー」と驚いていた。
その生霊はこの近くに住んでいるらしい。なので自分が歩いているのを見つけるかもしれないと思ってうろうろしていたそうだ。
名前を聞くと教えてくれた。年齢も教えてくれた。でも、住所は思い出せないらしい。
そこで一計を案じた。コースターに名前と電話番号を書いて、持っていた百均の小銭入れに小銭と一緒に入れた。
これを拾ったことにして、交番に届けたのだ。警察がこの人を探してくれると思ったので、見つかったら連絡が来るように、こちらの連絡先も書いた。
翌日、電話が来て、持ち主が見つかったそうだ。先方がお礼がしたいと言っていると言うが、少額だしお礼はいらないと言った。
でも、どうしてもお礼がしたい、来れますか?というので、結局行くことになった。カフェで待ち合わせにしたのだが、座っているとその青年が現れ、すぐに近寄って生きて、「すみません、ありがとうございました。」と言ってきた。初対面のはずなのになぜ分かったのか不思議だった。青年は、もう一人のお姉さんは?と聞くので、もう一人は今日は仕事だから来ていないと説明した。
その青年は、彼女と別れて大変だったと話し出したが、その後ろには、女の子が憑いているのが見えた。
それを告げると、驚いていたが、どうやら別れた彼女の生霊らしい。
話しによると、別れてすぐに電話が来て、好きなのはあなただけだから、もう浮気もしないからと復縁を願ったらしい。
お互いに生霊を出し合って大変だなあと思った。
そこで待ち合わせの時、なぜ私の事がすぐに分かったのか聞いてみた。
落としてもいない忘れ物があると警察から連絡が来て、警察に行ったら見たことも無い財布だったけど、自分の名前と携帯番号が書いてあったから気持ちわると思ったそうだ。その瞬間に、ぶわっとすべての記憶が頭に入ってきたそうだ。
すべての場合ではないにしても、生霊が見た記憶は、本人に戻ると、その記憶も戻ることがあるんだと驚いた。

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