これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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フィリピン旅行に行った時、午前中にガイドさんに案内されて、かなり大きな綺麗な公園に行った。
家族連れなどが、たくさん遊びに来ていた。
到着して公園の中に入ろうとすると、急に息苦しくて気分が悪くなり、トイレに駆け込んで吐いてしまった。とても気分が悪くなった。
何か悪いものでも食べたのかなと思った。
すると、ガイドさんが、戦争の時の激戦区だったと説明を受けた。
私は、だから気分が悪くなったんだと思った。
みんなの元に戻って、ふと足元を見ると、手があった。私が履いていたピンクのスニーカーの横に、灰色の手があって、気づいてよく見ると、うつ伏せになって這いまわっている幽霊が、たくさん見えた。
説明では、戦闘で亡くなった日本兵を埋めた場所で、のちに公園として整備されたそうだ。
なので、たくさんの霊がいても当然だと思った。
うごめいている霊は、日本語で「帰りたい。」とか「足が痛い。」とか「腕が無い」とか言っているのが分かった。でも、体は灰色でもやもやしていて、近い霊は体の形が分かるが、少し離れるともやもやしていた。
なので、みんなは公園の奥に入っていったが、私は入れなかった。友達のＡ子が、「早くおいでよ。」と言うが、気持ち悪くて、入り口近くで待っていた。
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