これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
-------------
先日、ユーチューブのロケに行ってきた。
2カ所を回った。
1カ所目は某滝に行った。私には、それなりに霊が見えた。しかし、動画には特に写っていなかった。
2カ所目は某展望台に行った。そこでは、展望台に上るのも躊躇するほど、嫌なものを感じていた。
平成あたりに首をつって亡くなった男性の霊がいた。それがずっと怖かった。
なので、同行者が動画撮影を済ますと、とっとこ帰っていった。
地元に帰ると、居酒屋での友人の飲み会に参加した。しかし、ずっと頭が痛かった。手も、腰も痛かった。
なので、お酒も飲めずに家に帰った。
いつもは家に帰ると、数匹飼っているペットたちが「お帰り」と言わんばかりに寄ってくる。しかし、その日は威嚇されているというか、警戒されていて、寄ってきたのだが、「ウー」と唸ったりしている。
私も体調が悪く、霊が憑いてきているのは分かっていたので、「あー、見えているんだな」と思った。
私は早く寝たかったので、すぐにシャワーを浴びたかったが、取り合えずリビングに座ると、テーブルの上にある本が落ちたり、コップが倒れたりした。
そこから始まった心霊現象だったが、それくらいは私にとってはよくある話だった。
シャワーを浴びに浴室に入った。我が家の浴室の扉は摺りガラスなのだが、中で洗髪をして、泡を流していると、空気がドゥンとなった。「あ、ヤバい」と思った。
扉の方を見ると、摺りガラスの向こうに、昼間見たスーツを着たサラリーマンぽい人の姿がはっきり見えた。
「あー、やっぱりこの人が憑いてきていたんだ。」と思った。
どうしようと思ったけど、どうしようもできないので、寝ようと思ってベッドに入ってLINEしてると、「おーい」という低い声が聞こえた。このままではヤバいと思い、ペットでもそばに居てほしいと思って名前を呼ぶけど、誰も来てくれなかった。やっぱり警戒されているようだ。
仕方なく寝ていると、金縛りではないが、昔のサラリーマンぽく、短髪の黒髪で頬がこけた感じの男性が夢の中で「うー、わー」と唸ってしがみ付いてくる夢を見て、目が覚めると朝だった。
これは、いよいよ良くない、吐き気もして肩とか足とか痛くて、ヤバいと思ってお寺に行くことにした。
住職に会うと、開口一番、「行ってきたね。」と言われた。すべてがお見通しのようだ。「はい、行ってきました。」と答えた。
住職は、「憑いている人数が人数だから」と言われ、「え、一人じゃないの?」と思ったが、なんと12人が憑いてきていると言われた。
滝でも、展望台でも、複数人が来ていたそうだ。とても一度に払えないそうだ。
12人のうち、4人は会話が成立する霊体だったようで、元居た場所に戻ってもらったそうだ。
「物が動いたり落ちたりしなかった?」というので、「はい、しました。」と言うと、それは、別の3人が原因だと言われた。そんな話をしている間も、お堂の中で「カチャカチャ」と物音がしたり、扉を閉めてあるのにろうそくが大きく揺れて消えたりしている。それはこの3人の仕業だそうだ。なのでここに置いて帰ろう、と言われた。無理やり剥がしてくれたようだ。
残りの5人はまだ憑いている状態で家に戻ってきて、心霊現象はだいぶ収まった。
なので、3日後にまたお寺に行くことになっている。
-------------------------------------
YouTubeにも「霊子さんの心霊体験」として投稿しています。
https://www.youtube.com/@kyoufutarou