これは私の知り合い霊子(仮名)から聞いた話です。
昔から霊が見えるという霊子です。
本当かどうかは私にはわかりません。
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小学校の頃、桜のシーズンで桜を見てた時、体に何か感じるものがあった。
近くではないが、人が埋まっている気がした。
古い小学校で廃校になっているかもしれないが、校庭に大きな桜の木が一本生えていて、その木の幹の中に人がいるのを感じた。
何年かして、そのことがニュースで流れているのを見た。
施設を解体するのに、桜の木を移設しようとしたら古すぎて倒れたそうだ。
折れた木の中から布が出てきたので、レントゲンで検査したところ、人骨や着物の帯やかんざしなどが映ったそうだ。
女の人はある程度裕福だったと思われた。
ニュースの建物が私が見た建物と同じだった。
さらにその後、その場所は小学校になったそうだ。
私のイメージでは、女の人には好きな人がいたが、裕福な親から見るとその家にそぐわなかった。
他の男性との縁談を薦められたが断ったので、親がその男を殺したのではないか。
女の人はそれを悔やんでその桜の木で首つり自殺をして、木の幹に死体が釣り下がった状態になった。
しかし当時山奥だったため発見されずそのまま桜が成長し、幹に巻き込まれた。
そう感じた。
